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1話:主人公・天城彩香を『ラ・クリア』の世界に転生させた

※AIくんが出力してくれた設定のおさらい。

適宜整理しています。


================================

主人公の設定


名前:天城 彩香

性別:女性

一人称:俺

服装:黒いフード付きマントを羽織っている。その下に白のブラウスと青いスカートを着用。靴はブーツ。

性格:基本的に明るい元気な女の子。だが、実は寂しがり屋な性格。


転生のきっかけとなった死因:不明

異世界に来た理由:女神によって転生させられた為、詳しい事は分からない。

転生した世界:『ラ・クリア』という世界らしい。


================================


以上がAIくんの出力してくれた設定のおさらいです。


では、物語の導入に入りましょう。

最初は人力で導入を行い、途中からAIくんに任せます。

途中で適宜人力での補助を行いながら物語を進めていきます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 「……あれ?」


 ここは、どこだろうか。気付けば俺は知らない空間にいた。

 真っ暗、だが……完全な暗闇ではないのだと分かる程度に、仄かに光った何もない空間。

 夢の中にいるのだと思ったりもしたが、どこか漠然とした、だがはっきりとした感覚が『これは現実である』と俺に告げている。

 それじゃあ、ここは一体何なんだ?


 放り出されたこの状況に呆然としていると、突如何者かが、何もない空間からふと現れた。

 俺から少しだけ離れた位置に、俺と向き合う形で。


 この不可思議な状況と相まってだろうか。その者の出で立ちは女神を彷彿とさせる。

 女神……か。いや、何でもいい。彼女はきっと、この不可解な今に何らかの答えを与えてくれるはずだ。

 咄嗟に口を開く。だが、彼女もまた同時に口を開いた。

 彼女の動きに感づいた俺は己の動きを制し、彼女の口から出る言葉を待つ。



========ここからAIくんの出力========

※以下、[ ]内は人力の補助。



 彼女は言う。


 「おめでとうございます」

 「……はい?」


 いきなりの言葉に、思わず声が出た。彼女は続ける。


 「あなたは、この作品の主人公に選ばれました」

 「えっ、あの、ちょっと待ってください」

 「この作品はあなたの魂を元とし、作成されます」

 「だから、ちょっと待てって!」


 俺の声を無視し続ける彼女に、大声で叫ぶ。

 ようやくこちらを向いてくれた彼女は、またもや淡々と言葉を紡いだ。


 「あなたにはこれから、異世界にて活躍していただきます」

 「いや、説明になってないし……」

 「主人公ですからね。特別な力が与えられていますよ」

 「いや、説明しろって言ってんだよ!つか誰だよあんた!?」


 俺の言葉を聞いた彼女は、キョトンとした表情を見せる。そして言った。


 「[私は女神]ですよ。神様です」

 「いやそうだけどさぁ……」

 「まぁ細かいことは気にしないで下さい。どうせもう死んでるんですし」

 「え?死んだの?」

 「はい」

 「まじで?」

 「はい」

 「いつ?」

 「先程ですね」

 「どうやって?」

 「死にました」

 「……死因は?」


 [そこで女神は口を噤んだ。]

 俺の顔を見つめたまま、固まってしまう。

 やがて観念したのか、ポツリと言った。


 「……事故死、ですかねぇ」

 「なんで疑問形?」

 「私の管轄外なので」

 「おいコラふざけんなよ」

 「でも、死んじゃったものは仕方ありませんよね」

 「開き直るな!」

 「うるさい人だなぁ……。とにかく、転生させちゃいますからね」

 「おい、勝手に話を進めんなよ」

 「はい、ではレッツゴー!!」

 「ちょっ、まっ……」

 「いっけぇぇぇ!!!」


 俺は叫んだ。意味もなく、ただ叫んだ。

 そんな叫びも虚しく、視界が白く染まる。その白はすぐに黒に変わり、世界は闇に包まれた。


 次の瞬間、浮遊感を覚える。足の裏に地面を感じた。

 ゆっくりと目を開けると、そこは森だった。

 鬱蒼とした木々が立ち並ぶ森の中。空を見ると太陽の位置が高いことから、昼頃だと分かる。

 とりあえず、俺は起き上がった。寝ていたわけじゃないけど、気分的にね。

 周囲を見渡す。木しかない。


 「ここが、異世界か……」


 呟くと同時に、自分の姿を確認する。

 服装は[白いブラウスに青いスカート、それにブーツという格好だ。それにフードの付いた黒いマントを羽織っている。]

 自分の手を見た。真っ白な肌をした小さな手がそこにはある。


 [異世界に合わせての事だろう、少し変わった服を着ているがいつもの俺だ。]

 そう思うと、安心してため息が出る。

 次に周りを見渡すと、薄暗い森には木漏れ日しか差し込んでいない。そして、遠くから獣の声も聞こえた。


 「よし!」


 気合いを入れるために声を出す。

 俺はこの世界で生きていかなければならないのだ。



 まずはこの世界を知ることが大事だと思った。

 だから、歩き始めることにした。……といっても、どこに向かって歩けばいいのか分からないけど。

 とりあえず適当に進むことにする。……まあ、適当に進んだ結果、魔物に襲われて死ぬかもしれないんだけどさ。

 でも、そんなことは考えないことにした。だってまだ始まったばかりだし。


 しばらく歩くと、何かを見つけた。

 木の根元に座っている男だ。年齢は20代後半くらいだろうか?


 「あのー……すいません」


 男はこちらを見る。その目は赤く腫れていた。……なんか、ヤバそうな人に話しかけてしまった気がする。


 「……誰だい?」

 「えっと、俺は天城彩香って言います」

 「アマギアヤカ?変な名前だな」


……なんだこいつ。初対面なのに失礼な奴だな。ムカッとするわ。


 「そういうあんたの名前は?」

 「俺かい?俺はゼクトだよ」

 「ふぅん。それで、どうしてこんな所で泣いていたんだ?」

 「ああ……。ちょっと色々あってね……」

 「おいおい泣くなって……。ほらハンカチ貸すから拭けよ」

 「ありがとう……」


 彼は素直に受け取って涙を拭った。


 「それで、何があったんだよ」

 「実は……妹が死んだんだ」

 「……へぇ」


 死んだ、という言葉を聞いて思わず反応してしまった。


 「知ってるのかい?」

 「いや、なんでもないよ。続けてくれ」


 誤魔化すと、彼は話を続けた。


 「妹のアイリは、生まれつき病弱でね……。医者からはもう長くないとまで言われていたんだ」

 「それを聞いたとき、俺は思ったんだ。もし自分が勇者になって魔王を倒したなら、きっと妹の病気は治せるはずなんだと。そう思って、旅に出た」

 「だけど、それは間違いだった。現実は無情だ。いくら強くなったとしても、病人は助からなかった……」

 「結局、俺は何も出来なかった。何も救えなかった……」

 「だから、泣いたんだ」

 「……」


 ゼクトは黙ってしまった。かける言葉が見つからない。


 「ごめんね、急に話してしまって」

 「別にいいよ」

 「じゃあ、俺は行くね」

 「待ってくれ」


 去ろうとする彼を呼び止める。


 「何かな?」

 「お前、これからどうするつもりだ?」

 「……そうだね。とりあえず街を目指すかな」

 「街があるのか?」

 「うん。ここから東に3キロほど進んだ場所に、大きな町がある。そこに行くつもりだよ」

 「そうか……」


 少し考える。このままコイツと別れるのはマズイ気がした。


 「一緒に行かないか?」

 「……えっ?」

 「いや、だから……。一緒に行こうぜ。その方が安全だと思うし」

 「いいのかい!?本当に!」

 「おうよ。それに、俺もこの世界の事を知らないから、案内役がいると嬉しい」

 「分かった。よろしくね、彩香」

 「ああ。よろしくな、ゼクト」


 こうして俺たちは共に行動する事になった。


 「ところで、[この世界の事を知らないというのは一体……?]」


 [しまった、つい口走っちまった。]

 [別に隠す事でもないんだが……説明したほうがいいのか、それともはぐらかすべきか?]


 「あー……まぁ、あれだ。俺、記憶喪失なんだよ」

 「きおく、そうしつ?」

 「そうそう。名前とか自分の事は覚えているんだけど、それ以外を忘れちゃってさ」

 「そうなのかい……。それは辛いだろうね……」


 ゼクトの顔に影が差す。少し罪悪感を感じた。


 「……ま、そんな訳だから、この世界について教えてくれないか?ついでに、この世界の言葉も」

 「……あ、ああ。もちろんさ」


 彼は笑顔になった。切り替えが早い奴だ。

 草原が広がっている。遠くの方には山々が見える。


 「ここが『ラ・クリア』の世界さ」


 ゼクトが言った。


 「ここはなんていう場所なんだ?」

 「……ここは、『大陸の東の端にある辺境の地』と呼ばれている。東の国とも呼ばれている」

 「なるほど。……ちなみに、西の方角にはどんな国があるんだ?」

 「西は海に面しているけど、人が住むような所はない。魔物の住処になっているらしいよ」

 「へぇ……。魔物って、どんな奴らがいるんだ?」

 「色々な種類がいるけど、代表的なのは、ゴブリン、スライム、オーク、コボルト、オーガあたりかな」


 ……どれも聞いたことある奴ばっかだな。


 「あと、南の方角にも同じような国が幾つかあるよ」

 「ふぅん……」

 「他に聞きたいことは?」

 「いや、大丈夫だ。ありがとう」


 ゼクトから色々話を聞いた。


 まず、この世界には主に三つの種族が存在している。人間族、獣人族、魔人族の三つだ。

 人間は魔法を使う事が出来る。魔人は魔法の使えない代わりに身体能力が高い。

 獣人は人間の数倍もの身体能力を持つ。その代わり、知能が低い。


 そして、この世界で最も重要な存在は女神である。

 彼女は世界を創造し、管理しているという。その気になれば何でも出来るそうだ。


 [……まさか女神って、俺を雑に転生させやがったアイツの事か?]

 ……もしアイツだとしたら、いつか絶対にぶっ飛ばす。


 次に、こっちの世界で生きる上で必要な知識を教えてもらった。

 ……意外と物知りな男だな。見た目はただの優男の癖して……。


 [話をしている内に、大きな町が近づいてきた。]


「あそこが目的の町だ」


 ゼクトが指を指す。

 町の名前は『アヴァロン』。

 この大陸で最も栄えている町であり、商人たちの拠点にもなっているという。


 「おっきいな……」


 俺は思わず呟く。


 [こうして、異世界『ラ・クリア』に雑に転生させられた俺は、森で出会ったゼクトに案内され……『アヴァロン』の町に辿り着いた。]

 [そして、]俺はそこで思わぬ出会いをする事になる。

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