そう、私は赤子
まずは家族と仲良く!
あー転生したなぁ〜って思ったことあります?
私今はじめてその気持ちを体験している所なんです。
「かわいいかわいいハルティナ…」
そう私に微笑みかけてる麗しい女性は私の母親で、私の名前はハルティナである。
断言できるのは私の目の前にステータスが見えているから。
〘 名前:ハルティナ 性別:女
称号:公爵令嬢(幼子)
Lv:1 HP:10 MP:999+
魔法属性:全 スキル:チート〙
ふむふむ、これはこれは…
日本生まれでそこそこゲームやオタク文化に触れていた私は確信したのである。
あ、転生したな、と。
それで、魔法のある世界で、私はチートであるらしい。何ができるんだかわかんないけど、やったね。
前世の記憶をあまり覚えていないから、素直に喜べているのかもしれない。どうしてここに来たのかも、前世の家族の顔も分からない。
目を開いて私を抱えている女性を見上げた。
〘 名前:??? 性別:女性
称号:ハルティナの母親
Lv:10 HP:30 MP:50〙
名前は知らないと表示されないらしい。
その他は分からないけど、私は幼子。時間はたっぷりあるさ…ということで襲ってきた眠気に逆らわず、目を瞑った。
続きます