表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/61

Seg 13 あなたの街のお助け機関 -04-

 ◆ ◆ ◆


 次の部屋へやでは、ユウが身分証明を出して、受付に確認かくにんしてもらっている最中だった。


「あら、このパソカ、不備があるわ。性別が入っていない」

「あー……それは……」

 ユウは言いにくそうにカードを返してもらう。

「どのライセンスにも言えることだけど、パソカに不備があると登録ができないの。魔法士まほうしライセンスの登録は一旦いったん保留にしておくから、先に不備を修正してもらってきてね。すぐそこにエレベーターがあるから、一階の住民課に行ってみて」

 そう言われて登録はしてもらえなかった。


「なんやあ、急いで修正に行こ、ユウどん!」

 しかし、ユウはうつむいている。

「どした?」

「あの、さ……あー……えーと、どうしてもやらなきゃダメ……だよね」

 歯切れの悪い言葉に、みっちゃんは不思議そうな顔をする。

「なんや、なんかあるんか?」

 ユウはうつむいたままだ。言いたくないのか言えないのか。

 その理由は皆目かいもく検討もつかないが、ライセンス登録するには、この不備を何とかしなければならない。

「うーん……そねぇなら、言の葉屋に行ってみっぺか」

「コトノハヤ?」

「おう! 一旦いったん役所を出よう!」

 みっちゃんに判断をゆだねて、ユウはついていくことにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ