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「魔法」

またまた投稿です!

大分間が空いてしまったので、

がんばってペースあげて投稿していきますので

ぜひ楽しみにしていてくださいな!


今回の投稿も楽しんでくださいね!



ファレルに城内に連れられ、二人は正座をしたままうつむく。

「いいですか!?貴方たちは何の為に魔法を練習しているのですか!

毎日毎日あんなのでは世界どころか自分すら守れません!しっかりして下さい・・・」

いい歳して怒られる二人の男女は何も反論することが出来ずにいた。

しかしここで夜代は更にアホなことを小さな声でアスティナに言う。

「なぁ、魔王ってのはファレルなんじゃね?」

「ぷっ。そうかも。ププッ」

こいつら本当に世界救えんのかね。多分ダメだわ。


「二人共、今日は夕食抜きです。」

ベタな展開に見えるだろうが、実際やられてみると相当辛い。

ご飯抜きと言われたことのある、アニメキャラの皆さん。

心から謝罪をしよう。本当に申し訳ありませんでした!


しかし、ご飯抜きと言う事実は変わらない。

「ったく、お前のせいで飯抜きじゃねーかよ!」

「いやいや、あんたの覚えが悪いからでしょ!?」


察しの通り、またさっきと同じ様な流れが続く。

面倒だから割愛させて頂こう。


なんだかんだ言って二人はファレルに頼み込み、明日からはしっかりやるのを条件にパンとスープを貰った。

夜代いわく涙が出るほど美味しかったらしい。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「「・・・よし、やるか。」」

昨日の一件があったからか、二人の気合の入り方が違う。

何だろうか、空気が違いすぎて疲れそうになる。

「あ、ちょっと忘れ物したわ。先イメージトレーニングやってなさい!」

何かを忘れたアスティナが城内へ戻る。その間にイメトレを始める夜代。

「イメージって言われてもやっぱりこう、なんだ? 上手く出来ないんだよなー。」

魔法と言う力を甘く見てはいけない、と何度も思わされるくらい上手くいかない。

アニメとかだとポンポン出してたけどあれってすごいんだね。

「そうだ。最初に『属性』を意識してみろってアイツいってたっけな。」

前にアスティナから言われた言葉を思い出す。

属性、か。やはり最初は炎だろうな。


炎のイメージをかためていく。


「炎って熱いよねー。あとは赤い。あ、こっちの「赤」じゃなくて「紅」にしようかな。

あとはー、えとーー。」

なかなか難しいものだなと、夜代は思う。魔導師の人達はみんなすぐイメージわくんだな。


「あ、詠唱・・・」

アスティナが言うに、イメージが体に染み付くまでは簡単な詠唱を使って

覚えた方が身につくのが早いとかいってたな。

詠唱か。どんな感じでやるんだろうか。

「ものは試しだ、適当に言ってみようかな」

さっきのイメージを思い出す。



『炎臨魔術<連なる(ロマノファイア・)魔炎>(エクステンド)


夜代の手に紅い光が出現する。

まわりの温度が一瞬低くなる様な感じがした。


「ポッ」

情けない様な音と共にその炎は消滅した。

「へ・・・・・・?」

今結構いい感じにいけたと思ったのに。めっちゃドヤ顔で言ったんだけど!!

くそぉぅ。と重い息が漏れる。

「も、もう一回!『炎臨魔術<連なる(ロマノファイア・)魔炎>(エクステンド)』!!」

コレはいっただr・・・・・・

「ポッ」

またダメだ。なんでダメなんだよ。全くもって分からない。

今のはかなり手ごたえがあったのに・・・なんでだ・・・?

「クソッ!もう一回だ『炎臨魔術<連なる(ロマノファイア・)魔炎>(エクステンド)!!!!!」

「プスッ」


こりゃあお手上げかもね。本当にお手上げかも。

何回も試しても結果は一緒だろうなー、と思ってしまう。

ダメだ。やる気がーー・・・てかアスティナ帰ってこねー。


「この程度・・・ガッカリなの・・・」


「!?」

急に響いたその声の方に振り向くと、一人の少女が立っていた。

「よ、幼、、幼女!?」

「ちゃうわ!このバカタレが!沈めるなのよ!?」

プリプリ怒るこの子、超カワイイっす。

てかさっきの声ってこの子?

「ねぇ君? 今そこに誰かいなかったかな?というか迷子かな?

おなまえいえるk・・・」


『シュ・・・・・』


「あ、ぇぁぇ?」



瞬間、葉月 夜代の体は鮮血を吹き出しながら真っ二つに割れて、

そして死を迎えた。







、と思った。

「あれ?生きてる?」

俺は生きていた。

「え、だってさっき、体真っ二つに?あれ?なんでだ?」

鋭い痛みが俺を襲ったはずだ。そして俺の命の火が消えたはずだ。

というか話しの温度差がすごい。

「幻覚、とでもいっておくなのよ。葉月 夜代。お前には『死』の感覚を味わってもらったなの。どう?痛かったなの?」


不適な笑みを浮かべた少女はいった。


「いや、クソ痛かったっつの!何してくれんだよ!ちびるレベルのやつ!」

夜代は思った事を全て叫ぶ。

「死ぬ幻覚見せるとか鬼か! このレベルのやつを見せられるなら、もっとピンクなやつにしてくれってんだよ! てか幻覚見せたのってお前なの!?」

一番大事な事を聞いた気がするのだが、気のせいだろうか。

断じて否だ。気のせいではない。

「妾の他に誰がやったって言うなのよ! と言うかお前って呼ぶななの! 妾だって名前があるなのよ!」


そんな少女とのやり取りをしていたら、みんな忘れてかけてるであろう

アスティナが帰ってきた。

「申し訳ないわね、遅れたわ。」

急いで戻ってきたアスティナが言う。

「さ、練習をはじめるわよ・・・って。エエエエエエエエエエエエエ!?!?

なな、なななな、なんでここに居るんですか!?!?!?」







幼女が出てきましたね!

「幼女」が!((決してロリコンではありません。))


次回もお楽しみに!誤字、脱字等ございましたら、ご指摘よろしくお願いします!

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