『波乱』だけですよ。
マリアは、僕の作った和食が好きらしく。毎日作って欲しいと頼まれた。
明日の朝は、何が良いだろうか…
いやまて…明日の昼飯は、どうするんだいったい…
弁当作ってあげるか…
「なーに思いつめてるの?///ほらほら食器洗って?///」
現在マリアと食後の食器洗い中である。
「あぁ。わりぃ。」
無駄に家庭的でマリアの株が上がってしまう。
「あとは、私がしておくから限治きゅんは、お風呂入って来ちゃって。」
「あぁ。頼んだ。」
この時限治は、誤算をしてしまった。
催眠状態のマリアがしでかす事を。
着替えをもち脱衣場で服を脱ぎ浴槽に浸った。
「それにしてもマリアは、何を考えてるか分からんな。」
「呼んだ?///」
扉から普通に入ってきやがった…
つーか裸で恥じらいとか無いのかよ。
「また入るのか?」
そんなグラマラスで綺麗な白い肌で仁王立ちするな。
目のやり場に困るだろ…
「一緒に入ろうよ?///」
「なら僕は、もう上がるから入っててくれ。」
もう悩みの種を作らないでくれ…
「ならもういいやぁー後で一緒にゲームしよー?」
「分かったから早く出ていけ。裸でうろうろしてると風邪ひくぞ。」
「分かったぁーじゃあ着替えるねぇ『限治きゅんの』パジャマに。」
今なんて言った?は?
奇行にも程があるだろ…
「おいまて!なんでお前が俺を着るんだよ!?」
マリアの手首を掴んだがお互い裸の状態であり間近で見たらとても美しかった。
すべすべの肌が掴んだ手首からも分かる。
「ひゃう!?///限治きゅん!?///そのぉー///いつまで見つめてるの?///」
「すまなかったな。しかしだ。何故僕の服を着るんだ!?」
「限治きゅんのぬくもりとか感じたいし///私のパジャマも限治きゅんに着てもらいたいなと…///」
コイツ相当な変態だ…
今鳥肌立った…
「ところでなんでさっきから下を向いているんだ?」
「ひゃうっ!?///きき、気のせいだよ///」
「まぁいい。湯冷めしてしまったけど俺も上がるからそっち向いて着替えていろ。」
「ぅうん///分かった///」
そう言って2人共着替えた。
11時になると僕は、ソファで、マリアは、ベッドで寝てもらう事にしたのだが…
「なんでベッドに僕が運び込まれたんだよ…しかもコイツ裸で寝てるよ…ガチのヌーディストだよ…」
「限治きゅん…そんな所に…いきなり…あん…ぁ……んぁ…」
コイツどんな夢見てんだよ…
今のうちに記憶を操作しないとなぁ…
頭に手をかざす。
僕の擬似記憶操作能力では、マリアの記憶は、見れないが新しく記憶を作れる。
マリアが僕を『少し』嫌う記憶か…
難しい…
しかしコイツマジでどんな夢見てんだよ…
「焦らさないでよぉ……ん………」
寝言がうるさい。
記憶操作は、難しい。
大雑把な記憶なら簡単に作れるがやはり細かい記憶だと難しい…
今のマリアには、酷だが朝と学園で少し距離を取るか…
もう寝て朝に備えよう…
ベッドを出ようとしたがマリアが腕を掴んだままはなさない…
なんとか引き離し寝たのだが疲れが溜まってるのかすぐに寝てしまった。
朝になると寝ぼけ眼をしたマリアがいた。
「どうした?」
「おはようのちゅーして…」
「さっさと行く準備をしろ…露出狂…」
「ちぇ…まぁするんだけどね。」
「ん?!」
不意打ち過ぎる。
「はぁ!?な、何をするんだ!?」
「美味しかったよ///」
もうコイツ殺処分しようかなぁ…
「朝は、トーストがいいなぁ/////」
「分かったよ。」
るんるんと着替えをするマリアを見て僕は、何処で間違えたのかコイツのポンコツぐわいが日に日に酷くなってるんじゃないかと思う始末。
過去に戻れるなら戻りたい…
朝は、軽く済ませ現在学園に向かっている。
「離れてくれないか?」
「ダメー///」
手を繋いでるところを他の学園の奴らに見られたら…
はっ!?これフラグだ!?
「マリア離れてくれないともう喋りかけないぞ。」
「そ、そんなぁー///」
そう言うとマリアは、手を離してくれた。
「分かったならいいんだ。」
そして頭をなでてあげた。
頭をなでられてるマリアは、まるで犬の様で殺意すら芽生える。
しかし護衛対象なので手を出す訳には、いかない。
「あれ?隣のクラスのマリアさんと『電子レンジ』じゃね?なんで『ゴミレンジ』が天使といちゃついてんだよ。」
「一体どんな非道な手をつかったんだ!?」
確かに非道な手を使ったけどさ…
まためんどくさい奴と出会ってしまった。
今難癖を付けてきたのは、『Special』至上主義の自称超エリートの柏木 天 正直に言うと取り巻きと一緒に『Normal』を見下したり恐喝をしてるイジメっ子系ボンボンだ。
「カップルだからです。」
マリアは、無慈悲に答える。
「君は、洗脳されているんだ!?早くこっちにくるんだ!?」
「私が洗脳されてる訳無いじゃないですか!!」
ごめん。洗脳のところから否定できない。
「おいおい『ゴミレンジ』ちょっとまてや。何シラ切って逃げようとしてるんだよ!?男なら戦え!?」
コイツのオラオラした空気嫌いだなぁ
「早くしないと遅刻する。行こうマリア。」
僕は、天をがんスルーする。
「ちょって待てえぇぇ!!これだから弱者は、強者との力の差が分からないんだよ!!」
そんな訳の分からない理由でコイツは、殴りかかってきたがあっさり避ける。
「クソがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
天は、殴りかかるのを辞めない。
しかし限治は、あっさりかわす。
「いい加減にしてくれないかな?」
「おめぇみてぇな落ちこぼれに避けられたまんまじゃ気がすまねぇ!!!」
はぁイラつく…
そんな事を思いながら限治は、背後に周り首に一撃を与えると気絶させた。
「マリア、怪我は、ないかい?」
「うん。大丈夫!さぁ行こう。」
一応記憶を操作しておくか…
また天が難癖つけてくるとも知らずに限治とマリアは、学園へ行った。
詰め込み過ぎ感があるかなぁ…
とりあえず今日は午後も投稿予定です。
読んで下さりありがとうございます。