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『依頼の話』だけですよ。

「写真の女子の名前は、マリア、ちなみに『ヴァレン因子』による能力は、『加速』だ」


写真を見る限り可愛い系と言うより綺麗系の美人である。


しかし限治の様な年頃なら少しは、興奮するであろうが、限治は、微動打にしない。


「『加速』ですか。どのような系統能力でしょうか?」


系統とは、『活性』を例を挙げるとするなら『身体系』なら身体の活性をして『身体活性』、『空間系』なら周囲の植物や人間、動物などが活性化する『空間活性』になる。


ただし系統能力には、個人差がある為あくまでそう言う能力と分別するにしか過ぎない。


「彼女の場合『無形加速』と言って加速するのは、空間や思考更には、対象の時間すら加速させる。まさに『無形』と言った感じだ」


「そんな凄い能力で何故彼女は、護衛を?」


限治は、そこまで凄いと思った表情では、無かった。


「まぁ彼女は、我が学園で留学生として迎え入れる予定なのだが、マフィアの連中が彼女の『無形加速』を狙ってるらしいんだ」


「彼女は、その事を?」


「知らないよ。彼女の護衛を依頼してきたのは、イギリス政府からだ。なんでもそのマフィアがイギリス政府のまだ試験中の『ヴァレン因子活性剤』通称『Next』がそのマフィアによって強奪されたらしい。まだ動物実験の段階らしいんだがなんでも『Next』で活性化した猿が原人の様になるほどの効果があるらしい。そして二枚目の写真の取引の相手を見てくれ」


「日本人か…なるほど。あくまで推測なんですが彼らはマフィア側からの仕事を受け持ったと思っていいんですね?」


「君の感は、よく当たるからな。多分間違いは、ない。現在マフィアと取引をしたこの人物達を捜査している。そして三枚目の写真で写っている奴は、彼女を捕獲する為にイギリスからわざわざ来たマフィアの連中だ。そしてイギリス政府から『Next』を強奪したと思われる主犯格だ」


「断ると僕はどうなりますか?」


「君の能力を世間にばらすだけだ。なに、たいしたことは、ない。君の能力名のレンジが変わるだけだよ。タダでさえ君は、『Orign』の中では、役立たずの部類の地位でいるけど真実を知ったら他国が黙っては、いないと思うよ」



「『この平凡な日常』と『また人体実験の日々』君は、どちらを選ぶんだい?」



いつもの様に彼は、微笑む。



「分かりました。『この平凡な日常』の為に今回の仕事を受けようと思います」


そう言って彼は、学園長室から出ていった。



「それにしても御主人様」


「なんだい花梨?」


「毎回思うのですが彼は、いったい何者なんでしょうか」


「ヴァレン因子の頂点『神に等しい存在』だよ」

日間SFランキングで50くらいにあった驚きましたが正直にどんぐりを背比べかな状態でしたがとても嬉しいです。

読んで下さりありがとうございます。

次回からメインヒロイン登場予定。

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