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出会いの日
「・・・ん?どこだ?ここ。」
キセキは、何がおきたのか分からなかった。でも、ひとつだけ分かるのは・・・
「ミナミがいない!」
そうだ。ミナミがいないのだ。
「おーい!ミナミ!どこだ!」
「ここだよー!」
「ミナミ!なにやってんだ?」
ミナミは、棚の上のモノクルを見ていた。
「すごいよー!テレビで見たのとそっくりの、怪盗M・Kのアカモノだー!」
「アカモノ?なんだそりゃ?」
「えっ知らないの?怪盗M・Kのアカモノ!」
「だーかーらー!アカモノってなんだよ!」
「赤いモノクルの略のことだよ。怪盗M・Kの赤いモノクルのこと。」
「じゃあ、何でこんなところにあるんだ?」
「さあ?」