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最初で最後の 二


俺たちは、町人や武士のようにある当たり前の祝言がない


それは、この土地を影で守っているから表だった舞台に立つことがないように


あっても、なかったモノになる


それが、誇り



この土地を守っていると云うことが




だから余計に。



外からの血を入れることがない



余程のコトがなければ、





今回の……俺の、祝言は…の―――



全てが知らない内に決まっていた



なぜ、こんなコトになったのか判らない



仲間に知られるようなコトは無かったハズだ



なのに



彼女からは「喜んで受けた」と、云う言葉を受けた


だが、実際は上からの申し込みで断れなかったということが正しいだろう



判っていた、知っていたハズだ


無理をすれば、無かったことにも出来た



祝言の当日に



それは、一旦、申し込んで断るトイウコトハ、彼女のこれからの生活にも関係する



だが、このまま無かったコトにしたら




彼女との接点は、ない








旦那さま視点、少し続きます

読みたいと云って下さった皆様、ありがとうございます

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