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知らない人



肌寒さを感じて布団に潜り込もうとすると少し離れた場所から暖かいモノがあったから近くへ寄って抱きしめた。


うん。


暖かい。


そう感じて私は、まどろみの中に戻ろうとする。


が、


あれ。


と。


抱き枕なんて豪華なモノは―――持ってなかったハズ……と、気づいて目を開けてみると。



人様の胸があった。



一瞬、ここはどこ?


私は、ダレ?


状態になりかけ―――身を起こそうとして身体に違和感を感じた。



動かすと痛い。



これは。



きっと病気では無く、筋肉痛だ。


きっと、そうだ。


かすかに明るくなって来た日の光の中、暖かなモノを確認した




眠っているのは―――知らない人




相手の顔をじっと見る。


目を引いたのが髪の色。


あっちでは、偶に見かけたような髪の色でもこっちでは見るコトのない色だったから―――。


で、顔は目と鼻と口が……まあ、当り前のようにあるんだけれども。


まあ、顔が良いような気がする。


きっと女の人に人気のある顔だと思う。


実際に遊んだコトも多いんだろうと納得する。


でも。


なんで、こんな私なんかを奥さんにするんだろうか疑問だ。


ああ、きっとこの人も上司の言葉で断れなかった口なんだろうと思った。


顔が良いから、きっと他の人に妬まれて貧乏くじを引いだ。


そんな推理をしていると「くしょん」と、くしゃみをした。


すると、相手の多分、自分の旦那さまになった人がするりと腕を動かして私を抱き込んだ。


どれだけ相手の顔を眺めていたのか――ほんの少しのような気もしないけれども暖かい腕の中に入って私は自分の体温が冷えていた事に気付いた。






                  


旦那さま視点を続けて入れようか迷い中 

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