20講座 集う国
「クッッソ眠い………」
十は重い体を無理やり起こし、大きなため息を付く
今日は全世界国会議がある日であった。
体を完全に起こし、井戸から水を持ってきて顔を洗いサッパリした気分にしていた時、十の横の方から土の地面を踏む音が近づいてくる。
横を見ると王が二人もいた(平和と正義)。
どちらとも横並びに来るものなので凄く仲の良い友人なのかな? と思い
「仲の良い友人なんですね!」
っと軽く挨拶したあと言うと
正義の王「いや、ただの同盟国なだけだ…」
と返された。
正義の王が続けて言う
平和の王「木森はどこに?」
十「木森ならあっちのベンチに………」
木森の家の横にあるベンチを指で指す
正義の王に感謝され、王の二人は木森の方へ向かい
何かを話している。
多分だか全世界国会議のことだろう………
何やら木森が自分のことを見ている
(いや、俺何もしてないけど!なんか悪いことしたっけな〜?)
△▼会議の集合場所△▼
木森「ふぇ〜バッカデケぇー」
十「そうだな……なんで俺も来ないとダメなんだよ」
木森「護衛が必要なんだって」
十「あぁ だからあの時こっち見てたんだ」
目の前には大きなドーム? 見たいなものが建ってあり、東京ドーム縦五個分の大きさいやもっと大きいか? そう思うほど大きいということだ
平和の王「おい 入口行くよ!」
木森・十「は、はい!」
受付を済ませ入口を通る
中はとてつもないほど広く奥がぎり見えるか見えないか分からないほどである
ちなみに会議は3回に分けるため今ここの会場にいる人たちは三分の一である。
木森と名前が書かれた席にきもりが座る
あれこういうの椅子ない系ですか………
▼△開始△▼
中央の空きスペース以外が薄暗くなる。
周りが薄くなったことで中央が目立つ設計なのだろうと思った。
静まり返った時…コツコツと足音をたてながら中央に立つ人がいた。
???「皆様―――大変お待たせ致しました。」
「総国会長――アラスタ・シルナでございます。」
「本会場自体が消音になっているため現在進行形で情報は外部に漏れません」
すごい設備なのだろうと十は感心する。
アラスタ「今回は新しい国の誕生の祝い………」
「そして消失した国についてです。」
アラスタは軽い祝いの言葉を並べて
消失した国についての情報を話し始める。
アラスタ「情報によると大罪称号保持者による破壊と考えられています。」
「あまりにも早く消えてしまったため証拠が少ないです。」
そして注意喚起でその話は終わった。
そして長い質疑応答と少しの休憩を挟みながら無事自分達は全世界国会議を終わらすことができた。
木森「てかなんで全世界国会議なんだろ?」
十「知らん、全国大会みたいなイメージじゃね」
木森「そうゆうもんなのかぁ〜?」
十「そうゆうもんだろ」
そして大して面白くもない話をして自分たちの居場所に帰って行った。