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かませ犬だって世界を救えます!

作者: 白黒光影

お読みいただきありがとうございます!

 彼の名はケンゴ・スズキ。生前名鈴木健吾。

 185cmを越え、頑丈な筋肉を備える肉体を揺らし、背中にはその価値金貨100枚でも足りぬ漆黒の斧を背負いし男である。

 さて、そんな前置きを置いている間にケンゴは冒険者ギルドへとたどり着き古びた扉を開ける。

 ギイイイと古くさい音を出しながら扉が開かれると、中は冷却魔法で一杯になっており暑い外を歩いてきた彼からするとパラダイスそのものだった。


「お、おい!あれ『血塗れの猛犬』のスズキだぜ!」


「わぁ! すっげぇ! 過去に6人の魔王軍幹部を倒したっていう……」


 ギルド内をズンズンと進むケンゴに対してギャラリーが騒ぐ。

 彼からしてみればすれば騒ぐのは一向に構わないむしろ嬉しいけど、その「血塗れの猛犬」っていうあだ名をあわよくばもうちょいかっこよくして欲しいですなんて事を考えたら

 彼はギャラリーのざわめきに内心思うところがありながらも、受付で今日受けるクエストを吟味することにした。


「魔法教室の宣伝イラストを書いて頂ける方(採用かはこちらで審査します。報酬もこちらで審査します」


 これは駄目だ。採用はともかく報酬も向こうが自由に決められるなんて、面倒だし大体俺は絵が下手だ。


「ドラゴンの討伐。報酬金貨3枚」


 ドラゴン退治は目的地まで行くのが時間がかかったり後処理などとなにかと手間がかかる。


「老夫婦の代わりに野菜を引っこ抜くだけの作業! 報酬 銀貨10枚とお好きなお野菜10個。」


 ほほぅ、最近大根にハマっているんだ。ありかもな。

 と、ケンゴはニヤリとスマイルを浮かべた時、


「あっ、デカブツがまたよからぬ事考えてる!」


 背後から自分に向けて侮辱を含む言葉を発せられた。

 ああんっ!?とケンゴが怒り任せに振り返ると、そこにいたのはケンゴを見た途端に失礼な事を言った前衛職担当の女を含む4人の女性陣と……その輪の中にお高くとまっていやがる"あの男"。


「俺はただ大根が食べたかっただけだつーの! このクソアマ!」


「嘘おっしゃい! いつも何かと私たちに突っかかってくるあんたがそんな健康優良児みたい事言うはずないわ!」


 悔しいことに反論がしにくい。

 この女の言うようにケンゴは精一杯の笑顔も悪人面のようになってしまい、なおかつ今までこのパーティへ面倒な絡みばかりしていたからだ。


 なんとか話を逸らすために目も逸らして"ある男"の方を向く。


「ふん! 相変わらず無表情な面して女どもに囲まれてやがるじゃねえか」


 ケンゴが見据えた先に居るのは同じ転生者である勇者のヒビキ・ツルギサキ。生前剣咲 響という名前からしてカッコいい響きがする。

 そしてケンゴは彼を中心とする世界全体の引き立て役…いわゆるかませ犬であった。


 ギルドの武闘トーナメントではヒビキに向かって『決勝でやり合おうぜ』などと威勢良く言うも準決勝で謎のフード男に負け、魔王軍大参謀が街に襲来した際には一人で特攻を試みる幹部の能力のお披露目被験体となり無事瀕死になり、ヒビキに救ってもらうなどとてもとてもライバル面できる様な実績ではないのだ。


 ケンゴ自身なんで転生先でかませ犬になるんだと毎日のように悔やんでいる。


「僕は戦いに興味はない」


 ケンゴの煽りにヒビキはため息を吐きながらそう呟く。


「じゃあ俺もないね!!! 仲良く酒でもやろうぜ」


 なんてケンゴも言えたりしたら多少は展開が変わるんだろうが悲しいかな、彼はかませ犬が嫌なわりには根っからのかませ犬気質であった。


「へっ、そんなんだからてめーはいつまで経ってもヒョロいんだぜ! 見ろよ俺のこの筋肉美!」


 自慢の上腕二頭筋を誇るように見せつけるケンゴだが、ヒビキは興味を示さずそのまま横を通り過ぎ去ろうとした。


「くっ、待てやてめぇ!」


 素通りするヒビキの胸ぐらを掴もうとするが、ヒビキは指先ひとつ俺の拳に触れただけで俺の巨躯を赤子の手をひねるように吹き飛ばした。


 お〜と周囲から歓声があがる。


 くそっ、またかませ犬してんじゃねえかよ!


「これで満足? できる限り手加減したけど」


「ちっ! 覚えてやがれ、このクソ勇者!」


 ケンゴは負け犬の遠吠えみたいなことを吐き捨てると逃げるようにギルドを出ていった。


 ギルドから遠ざかっていくケンゴを、連中は酒と共につまみにして笑い合った。


「懲りないなあいつも。ヒビキさんには勝てるわけないのにねー」


「そーだそーだ」



◇◇◇



 ああああ! 俺はまた何してんだ馬鹿!

 冒険者ギルドを出てすぐに彼は人気のない裏道へと進むと己の恥を振り返り、体を丸めて顔面血だらけにも見えるような恥ずかしさで真っ赤に染まった顔を手で覆う。


 こんな言動してはまたかませ犬扱いされるとわかっていても、体が順応してるかのようにそんなムーブをかましてしまうのだ。


 そんな風に旗から見たら腹でも下したようにしか見えない体勢で停止していたケンゴだが、10分ほど経った時等々に平穏は崩れた。


「ま、魔王がきたーー!!! 等々ラスボスが襲来した!


「魔王城で待ち構えてるかと思いきや自分から来やがった! 


「ヒビキ様が駆けつけて交戦し始めたわ!」


 妙に説明口調な住民達の騒ぎ声にケンゴは一瞬びっくりするも、すぐに鼻で笑った。

 

「ま、どーせヒビキがコテンパンにしちまうんだろ。どこかのかませ犬さんとは違ってな。ま、一応見に行ってみるか」


 そう自嘲を踏まえながら柱に隠れてひっそりと様子を見てみると。彼は自分の目を疑った。


「なっ!? ひ、ヒビキがやられてるだと!?」


 そう、彼が158戦挑みそれでも1度も勝てなかった無敵のチート勇者ヒビキは黒騎士の甲冑を纏う魔王相手に似合わず情けなく尻餅をついていたのだった。


 ヒビキの額からは額と血がダラダラと流れており、普段は冷静沈着で顔も変えないその姿は誰が見ても明らかに分かる「絶望感」に満ちていた。


「ふははは! 本当にお前が噂の最強勇者か? 同じ転生者としてここまで力の差があるとは逆に悲しいな。大人しく散れ」


 この時、ケンゴは衝撃を受けた。

 それは何も魔王の正体が元々自分と同じ世界にいた転生者だったから……という訳ではなく、あのヒビキが同情されるというのなら俺はどうなるのかという切ない思い。

 圏外? 地球界の恥?


「ヒビキ様! 立って、立ってよ! このままじゃ殺されるちゃうよおおお!


 ヒビキのハーレム陣の一人である女が泣きつきながらそう訴えるもヒビキ自身は体制を変えず眉を顰めて目を瞑る。


「死に際に新たなチート能力出てくるかと思ったんだけどなぁ……そんなうまくはいかないらしい。お前らだけでも逃げとけ」


 なんと潔のよいことだろうか。

 これまで散々無双してきたから、生には無頓着なのか?


 なんて事を考えてるうちに魔王はヒビキへとどめを刺そうとを今にも剣を振りかぶろうとしている。


 周りの奴らはヒビキが負けたという動揺と恐怖によって一歩も動けない。かく言うケンゴも震えはしているがが伊達に何百回もかませ犬をやってきただけあって、絶望的な光景は見慣れてるので動ける。


 アイツは嫌なやつだけどここで黙って見てるのも気持ちがいいもんじゃねえ!


 覚悟を決めたケンゴは柱に影を潜めていた身体をあらわにして魔王へと飛びかかる。


「どらああああああ!!! そこの魔王! そんな既にボボコにされてる最強勇者様なんぞほっといて、この「血塗れの猛犬」! ケンゴ・スズキ様と勝負しやがれええええ!」


 剣を振り上げた魔王の注意を引くかのようにケンゴは高らかに名乗りをあげ、そのまま魔王へと走り寄り、近くの所で斧を振りかぶった。


 が、魔王はすらりと軽やかに後ろへ下がり、ケンゴの奇襲は不発に終わった。


「なるほどお前も……転生者か。噂には聞いてあるぞ。ふっ、ふははははは! しかしなんだその貧相な攻撃は。鼻水がダラダラと出てる時のティッシュ一枚のように頼りないな」


 攻撃の空振った俺を指差しながら魔王は元気そうに笑っているのだがケンゴの心中は絶望の中にあったわけではなく、


 え、例えあまりにも下手くね?


 きっとケンゴ以外にも周りの皆全員思ったことだろう。しかし、そんな事を口走ってコイツを怒らせたらそれこそガチで世界の終わりだ。


 ゴクリ、と生唾を飲み、緊迫した汗を流す。そうだ、心内でツッコミをしてる場合じゃない。俺は…俺の使命を全うするだけだ!


「ひゃっははああ! くたばりやがれえ!!」


 再度突撃を試みるが魔王は笑いながら指先一つで斧に触れただけでバラバラへと砕き、もはや原型すらなくなった。


「くっ、俺の魔斧デストロイアックスが!?!? しかも奴さん、無傷だなんて!?」


 ノルマ完了。誰相手にもそつなくこなすこの仕事人ぶり、我ながら渋くて惚れちまうぜ。


 え? 使命とは何かって。

 おいおい、そんなの嫌でも『かませ犬』に決まっているじゃないかとケンゴはニヤリとかませ犬スマイルを浮かべる。


 すると魔王はまたも大笑いする。


「オマエはいい。オマエは良い。元々の出身地が同じというよしみとそのダンゴムシのような可愛らしい愛嬌も兼ねて俺の部下にしてやろう」


「んな!?」


 そんな悪魔の提案をされたケンゴが最初に感じたものは、


「なんでダンゴムシなんだよ! そりゃ人によっちゃ可愛いとか見えるかもだけど猛犬ってあだ名あるんだから普通チワワとか小型犬とかにしろよ!」


 ……またもや例えへのダメ出しであった。


 まあそれは置いておいて、彼自身この提案には悪い気はしなかった。魔王軍ナンバー2のポストは手に入るわけだし、魔王軍の大半を蹴散らしてきたヒビキ相手に無双する魔王さん一人で戦力は十分に足りているので今までのように変に前線に出る必要もない。

 何よりかませ犬を卒業出来る!!!



「ま、魔王…いや魔王様! よろしいのでしょうか」


「かまわぬかまわぬ。従順なチワワは嫌いではない」


「あっチワワって表現出来るんすね」


「ん? 何がくだらん事でも言ったか?」


「あ、なんでもありません陛下!」


「まあよい」


 セ、セーフ。危うく機嫌損ねて見せ様にされるところだった!


「さてさてヒビキといったそこのガキ。お前は許さん。チート無双者はこの世に一人だけで十分なんだよぉ!! 我世ノ破壊者也。天変地異狂凶……」


 急に大声を荒げた転生魔王さんは虫の息のヒビキを仕留めるべく暗黒魔法みたいな物騒なもんを唱え始めた。


「っ……ここまでか」


 早々に諦めた様子のヒビキ。

 同じ無双天才者同士でお互いの無双度がどのぐらいかある程度分かるんだろうか?

 いずれにせよ、俺には関係ないとケンゴは視線をそらす。


 けど…けど…けど!!!


「けどな、ヒビキはお前と違って態度は無愛想だったけどちゃんと世界を救ってた!!!」


 視線を逸らした先にあった石を思わず拾い魔王へと投げつけた。当然のように避けられてしまったが魔法の詠唱は中断できたようだ。


 ここで悪役になれず、憎き勇者の手助けをしてしまうなんて本当俺は中途半端な野郎だ。

 そう思いながらも自分の選択は間違ってないと確信したケンゴはボロボロになりただの棒と化した斧を握りなおす。


 ヒビキは何もかも興味がないようで達観していた様に見えたが根の底ではちゃんと世界平和について尽力しようと考えていた、認めたくはないが。


「貴様、我に逆らうとは! 万死に値する」


「うっせえ!!! この例え下手下手クソ魔王!」


「なに!? き、貴様! それは言っちゃあかんだろ! ちょっ、マジでやめろってば!」


 怒っていた魔王は急に様子を変えた。


「なんかよく分からんけど隙あり!」


「うぐっ! き、貴様!」


 ケンゴの咄嗟の斧をなんとか剣で受けた魔王だが例えの下手さをいざ突きつけられ意外と動揺して焦りを生んだのか、ギリギリのところで競り合えてる。

 けれども、このままではいずれ負ける。魔王が落ち着きを取り戻す前に仕留めなければ!

 あの理不尽勇者様と力を合わせて。


「ヒビキ! 力をかせ! こんなところで諦めんなよ無双転生ハーレム勇者様よぉ!」


 ヒビキは一瞬だけ驚いた顔をして、その後はすかしたような笑みを浮かべた。


「っ……! ああ! お前の諦めの悪さは世界一だもんな」


 ヒビキが完全にチート魔法が扱えるようになると、幾多の魔王軍幹部や悪徳将軍などといった敵や武闘トーナメント決勝で突如現れた謎のフード男も、あの魔王軍大参謀でさえも剣を構えたり、ものの初めにほんの少しかすり傷を付けただけでの違いとやらを感じて恐れ慄き降伏を宣言していたものだ。


 けれどもケンゴは、ケンゴだけは何度コテンパンにやられようともめげずに諦めずに突っ込んできた。


 そんな彼の諦めの悪さに気付かぬうちにヒビキは尊敬の情を抱いていた…のかもしれない。


「俺は勇者なんだ、例え下手野郎に負けるか!」


 ヒビキは自慢の聖剣で魔王とせめぎ合うケンゴに加勢して、共に魔王へ向かって幾多の言葉を投げかける。


「最初からチワワって言っけやぁ!」


「というか心の底で例え下手って自覚あったんかい!」


 そう、ケンゴ達の真の狙いは攻撃ではなく口撃。どんな魔法を使おうと相打ちを覚悟して自爆を試みようとしても、勝機は薄い。それならば唯一魔王が動揺した精神揺さぶりに賭けたのだ。

 何も言わずともお互いに作戦を思いつき理解していた二人は意外と息が合っているのかもしれない。


「うおおお、お前ら負けんなそんなつまらん魔王に!」


「私もあんたの例えきつかったわ!」


 先ほどまで眉元一つ動かせていなかった民衆たちもいつのまにか俺たちと同じように口撃を畳み掛けていた。


「やめてくれえ! 大参謀や幹部にもそれ言われてショックだったんだからぁ!」


 涙目で魔王はケンゴとヒビキ、民衆たちに訴えかける。

 当然、やめるわけがなく口撃が100を越えた辺りで魔王はようやく魔剣を落とした。


「ま、負けまししゃあ……」


 情けない声でそれだけ言い残すと魔王はぐるぐると回っていた瞼を閉じて気絶し、ふらふらと仰向けに倒れた。


「ま、魔王を倒した!?」


「先程までかすり傷ひとつつけることも叶わなかったというのに、例えの下手さを追求されるのがマジで超弱点だったのか?」


 す、すげー都合良すぎる設定やんけそんなんでチート無双名乗るなよ! いや弱点あって助かったけども。


 などとケンゴは先ほどまで恐怖の対象であった魔王に呆れ通り越してむしろ愛着まで湧いてしまった。


 好機は今しかないと言わんばかりにヒビキは転生時に授かったという魔法を唱えた。


「で、出た! 勇者様の超チート魔法その54! 気絶させた敵の特殊魔法を永久的に消し去るやつだ」


 ナイス説明。


 すると魔王から漂っていた邪の気配が消え去った。


「魔法も今更になって効いたとは。やはり弱点を突かれたことによって魔法無効のチート効果も消え失せたということか」


 本当にどんな弱点だよ。

 

「へっ、最後は結局美味しいとこ持ってきやがって」


 悪態をつきながらも笑みを浮かべるケンゴに対して、ヒビキは首を横に振った。


「違う、お前のお陰で魔王に勝てた。ありがとう、ケンゴ。なあ、みんなそうだろ!?」


 ヒビキが振り返って周囲の連中に呼びかけるとまるで街そのものが声を出したかのようにあちらそこらで大盛況があがった。


「見直したぞケンゴーー!」


「俺は逆張りだから前からお前を応援してたーー!」


 今まで味わったことのない大歓声に包まれながら彼は今までのかませ犬ライフでは一度も見せたことのない満面の笑みを浮かべた。


 その後、魔王がいなくなり平和となった世界でもケンゴとヒビキは毎日のようにくだらない争いをした。

 そして二人がその生涯を全うするまで結局ケンゴはヒビキに勝てなかったと思っていたそうだがどうやらヒビキは違ったようである。

 その証拠に彼は息子や孫、更には国中のあらゆる人にとある言い伝えを残した。


◇◇◇


 それから何百年か経った頃、過去、この地で魔王を倒した英雄達の銅像が建てられた。

 美しい髪を揺らし、可憐に聖剣を構える男と自慢の腕で拳を振りかぶりもう片方の腕で斧を構える男。

 その銅像はこう呼ばれ、親しまれたという。


「9999勝1敗の勇者様と1勝9999敗のかませ犬」と。




読みづらい文で申し訳ありませんが、少しでも楽しんでいただけると嬉しいです!

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― 新着の感想 ―
[一言] すごく面白かったです。ラストの展開がまたいいですね! こうやってケンゴ視点で読んでみると、かませ犬というのも必要なキャストなんだなぁと思えます。 男同士の友情っていいですね。 そして、魔王……
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