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⑻『或る一つの、部屋』

⑻『或る一つの、部屋』



部屋の紹介をしているのではない、部屋の状況を把握したいわけでもない、ただ、この或る一つの、部屋を、小説にしようと思ったのだ。いくらでも、執筆要素はあるのだが、この、どこに何があるか、検討が付かないということが、俺を悩ませ、また、俺の、限りある宝を想起させる。



痛みなどないのだ、非常に快楽的な、部屋の放置状態である。nirvanaのベストアルバムも、どこかに埋もれているだろう、今聴きたい曲が、聴ける程、整頓されている訳でもない。だからこそ、この部屋には、無限があるのである。



或る一つの、部屋には、文字が宙を飛んでいるかのようだ。その部屋に入れば、文字は脳内に介入し、小説執筆への言語製造ができる。この類の、優秀な部屋は、今、俺の特権である。この類の、鋭利な文字は、今、俺の権利である。

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