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⒇『或る一つの、部屋』

⒇『或る一つの、部屋』



俺は様々に、この或る一つの、部屋について、述べてきた訳だが、本質的に、どこまでこの部屋の、有効作用を述べれたかは、皆目分からない。ただ、この部屋を、この部屋がどのように存在しているかを、存在しているから、述べたのである。



執筆量の、契機は一致しまい。俺の執筆契機が、どれほど自己にとって難解な作業であっても、すぐに終わる小説もあれば、長く続く小説もあるのである。言ってしまえば、書いたこと、また、書けたこと、それが全てである、俺は後悔する気は何もない。



或る一つの、部屋について書けたのも、或る一つの、部屋があったからこそである。小説とは、不可思議なものだ。俺が、例え、社会に蹂躙されて、何者か分からなくなってしまっても、俺の気持ちなど、俺は不可視だ、と言える気持ちがまだあることが、この部屋が失脚しない、唯一の魔法の様だ。

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