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⒆『或る一つの、部屋』

⒆『或る一つの、部屋』



或る一つの、部屋を凝視していると、様々な幻覚が浮かぶようになる。勿論それは、文学的にであるからして、俺はその部屋に佇むことで、言語を吸収しているのだろう。そして、小説は、我々のための、我々にしなければならないのだろうか。適切に、適切に。



それにしても、俺はこの部屋とともに一定の期間、時間と空間を、共にしたが、例えば、パンソンワークスのグッズには、収集に大変、力を入れたのである。スマホに貼るシールのようなものも、随分と集まった。しかし、集まり過ぎたので、売ったこともある。



或る一つの、部屋、この部屋に亡霊がいるとしたら、それは恐らく、俺に違いない、違いあるまい、そして、そう部屋に問いかけてみても、何の反応もないのが、殊更に不可思議である。しかし、唯物論的に見て、物が話をしない、声を発さないのは当たり前である。では、この幻聴の様な脳内の文字化は、一体何だろう。

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