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⒄『或る一つの、部屋』

⒄『或る一つの、部屋』



俺の諸行無常ではない、世界の諸行無常が、俺を諸行無常にするということだろうか。神ならば、頷くだろうが、それもまた、一時しのぎの、状態反応だろう。俺はこの、或る一つの、部屋に、復讐されるのだろうか、しかし、邪推は止そう。



いつだって、我々は我々の我々で、やってきたのであって、所業の権化が、眼前の信号機をも、点滅させ、また、明滅させるのだ。そんな不可思議な物語も、この部屋は教えてくれた。つまり、この部屋の空間に入ることで、無意識のうちに、そういう物語が浮かんだということに過ぎない。



それにしても、ここ数年で、格段に視力は悪くなった。この部屋にあるものは、確かになんでも、視力を悪くするものは、沢山あるようでいて、そうでもない。読書だって、電灯をつけていれば、大丈夫なはずだ。一体全体、何故だろうか、この、或る一つの、部屋に、疑問は残るのだ。

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