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⒂『或る一つの、部屋』

⒂『或る一つの、部屋』



いつもの、正常の、といった、規定文句からは、奇抜な崇高は生じないと、部屋は言う。部屋は幾度にも、変容し、云わば、輪廻転生する訳である。そこに、俺は異論はないのである。輪廻転生であって、然るべきだろう、そう思う。



ならば、適切に、その都度その詳細を小説化することで、物質は報われるのではないだろうか。考えに考えることは容易い、寧ろ、考えを実行することのほうが、難しい。俺にはその消極性を、積極性へと変化させるような部屋で有ってもらいたい。



無残に焼き払われた平野があっただろう、それを忘れるのか、或る一つの、部屋は、その限度を証明している。それは、囲われた個体であって、外部を攻撃することはできない。しかし、無花果の様に、実の中に小さな花をつけるような、メタファが適しているだろうから。

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