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⑴『或る一つの、部屋』

⑴『或る一つの、部屋』



散らかった部屋だ、しかし、捨てられないものばかりの、宝の様な部屋だ。他人が見たら、ただの乱雑な部屋であって、何が良いのか訳も分からずに、ため息をつくだろうが、俺は俺で、この乱雑が気に入っている。様々が、記憶とともにある訳だ。



この部屋、つまり、部屋だが、これは、自分の部屋なのではあるが、自分のものでないようなものだ。本棚には、様々な書物が敷き詰めて、置かれている。カバーの掛けられた、どの本がどこにあるかも分からない様な、本棚だ。



ここにはしかし、闇と光がある。光で照らせば、その、各々が、光を持って輝きだすのだ。ふと、目を遣ると、芥川の文庫本が目に入った。過去の俺は、芥川の心酔していた。そんな記憶を持った、この或る一つの、部屋について、述べて行く。

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