心書
心で書く
出来るだけ雑念を
捨てて
それでも同じような文になってしまうから
つまらないものである
一人の人間には変化を
得ることは難しく
題材も同じようになる
固定観念を捨てて書けばと思うのだが
なかなか自らの心を
変化させたり
替えることは出来まい
仕方なく同じような
文体になり
読み手さんは
さぞかし不満であると
感じているのだろう
文筆力には才能と
普段からの観察が必要であり
絶え間ない努力もいる
高齢化した私には
もはや限界であると
感じている
だから日常の詰まらぬ
出来事を題材にしか
選べなく
中身も同じような雰囲気で構成されて行く
この概念を打破してみたいと何度も感じたが
やはり私自身の心から
感じ取り生み出されるものしか書けないようである