クラフト
「OHMI」に召集された虎姫と守山。
そこで下された任務は「琵琶湖を死守せよ」
そして、世界中の投資家があらゆる手段を使って琵琶湖を狙いに来ると告げれられる。
しかも世界有数の「クラフト」使いを雇って!
そこで、虎姫は「クラフト」の存在を初めて知る。
クラフトとは一体、、、
「琵琶湖を死守せよ」
そのあまりにもシンプルすぎる命令に、集まった30人の隊員たちは一瞬固まった。
そして大佐がまた口を開いた。
「先日の国連総会で、発表されたオアシスの件だが、どうも琵琶湖が狙われるらしい。
世界中の投資家たちがあらゆる集団で琵琶湖に眠るオアシスを取りに来るらしい。
それも世界有数の『クラフト』使いたちを雇ってだ!」
ドッ!!
静かだった隊員たちが大きくざわついた。
「クラフト使い、、しかも世界中のか、、、!」
守山が驚いている。
「なんや?クラフトって」
守山に静かに訪ねた。
「知らんのか虎姫!クラフトは恐ろしい能力や。クラフトに目覚めるのはごくわずかの人間だけや。
全ての人間にクラフトは宿っているというが、ほとんどの人間は生涯で自分のクラフトに築くことはないんや。」
ちょっともひそひそ話ではない声で守山が俺にこそこそ話す。
「それはいつ分かるん?」
「それはその人次第や。ただ、クラフトの強さや能力は人格で決まる。
そしてクラフトは形として現れるんや。自分の思い描いている形にな!」
「妙に物知りやな」
守山が意外と勉強熱心なことに関心した。
そして大佐が口を開いた。
「皆、クラフトのことはよく知っているだろう。怖い者は逃げても構わない。
ただ、この場に残る全ての者にオアシスの石を捧げよう!!」
「!?」