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神語リ・ト・神飾リ  作者: がたBOW
1/1

~零~   ハジマリ

これが人生初の執筆です。

拙い幼稚な文章ですがよかったら読んで下さい。

誰かがこの作品を目にし、読んでくれれば幸いです。



桜の花びらが舞い散る。

この世界は春という季節を迎え、視界に広がる景色はとても艶やかで。

街の喧騒から離れれば木漏れ日と風の音が気持ちいいだろう。

遠くのほうから小学生だか幼稚園児だかはわからないが、とても

楽しそうな笑い声が聞こえてくる。

こんな気持ちのいい朝は、原っぱに寝そべって少しゆっくりしてから

学校に行こう。なんて思ってた。


「はっ・・・はっ・・・ヒューッ・・・」


学校の近くの山にちょうどいい場所があったはず。

あそこでのんびりしよう。

そう思い立った俺は少し早めに家を出る。


「げほっげほっ!・・・おぇっ・・・」


弁当は持ったか?と姉に聞かれ、持ったよ!と答えた俺は

ヘルメットを被りバイクのエンジンを掛ける。

バイク通学がOKな学校に入ったおかげで通学はとても楽だ。

愛車に跨りスタンドを立て、ギアを1速に入れる。

姉はいってらっしゃい!と言い、俺は手を挙げて応える。


「がっ・・・はっ・・・こはっ!・・・」


学校の近くの山は頂上に‘太陽の丘‘という民宿がある為、山の名前も

太陽の丘と呼ばれている。そんなに高くもない普通の山なのだが

名前だけが無駄に立派になってしまっている。

本当は何という山なのだろう。名はあるのだろうか?

そんなどうでもいい事を考えながら俺はバイクを走らせる。


太陽の丘は家から2キロほどしか離れておらず、バイクならばすぐに

到着できる。

あっという間に太陽の丘に到着した俺は目的の場所に向かう。

頂上付近の道路沿いにいい感じの原っぱがあり、そこから俺の住む

小さな町が一望できるのだ。

そこで休憩してから学校に行こう。そう思ってた。


「な、なんだよ・・・これ・・・」


山の中腹付近。小さな神社がポツンと建っているところがある。

普段ならそんなところには一切足を止めない。

でも、今日は違った。

違ってしまった・・・・・。


神社に向かって赤い線が引かれていた。

まるでペンキで書いたような。

まるで死体を引きづったかのような。


なんだこれ・・・?

そう思い、バイクを止めて降りる。

何か変な感じだ。いつもの空気じゃない。

何か嫌なじっとりとした重い空気が俺の全身を包んでいるかのようだ。


なんか、やばい。

そう思いつつも、道路の右端から続いている赤い線をゆっっっくりと

左に向かって目線でなぞっていく。

不思議と俺の身体からはじわりと脂汗がにじみ出す。


神社の入り口付近まで目をやると、何かが見えた。


恐る恐る視界を上に向けていこうとした。


瞬間-----


何かがバイクを真っ二つに割った。

バイクは爆発し、近くにいた俺は衝撃で吹き飛ばされた。


「がっ・・・はっ!・・・ぐ、ふぅ・・・!!?」


なんだこれ

なんだこれなんだこれなんだこれッ!!?


神社の入り口の前には女子高生(?)の首をかじり、咀嚼している

3メートルほどの体躯を持った何かが立っていた。


熊じゃない・・・人でもない・・・化け物としか形容できない何か。

俺は痛みで身体を動かせず、首だけを動かして叫んだ。

悲痛な、凄惨な、残酷な闘いの始まりを告げる、鐘のように。


「・・・な、なんなんだよこれ!?こんな・・・

あ、あ、うあっぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁああああああああッ!!!」



---さぁ、物語の始まりだ。---


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