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第18話 予定

やっぱり短くなりましたm(_ _)m

7日たった。

大して変わったこともなく、1週間は過ぎていった。

この1週間で起きた出来事はいつも通り遅刻しかけて学校を壊しかけたとか、《ウォーターブレット》の試し撃ちをしてみたことくらいだ。


それをやっていてわかったことだが、魔法には作用、反作用は無いらしい。

だから屋上から落ちた時も役に立た無かったんだな。

まあ、そんなのがあったら威力の高い魔法を出すたびに後方へ吹っ飛んだりするだろうし、便利と言える。


そして、それに伴って凄いことが分かった。

《アイテムボックス》は異世界と共有では無いのだ!


《ウォーターブレット》は横や上に撃つと何をどこまで貫通していくか分からないので、近所の公園の地面に撃って試した。

しかし、5、6回撃った後、穴が空かなくなったのだ。

不思議に思った俺が《アイテムボックス》の中を確認してみると、中には何も入ってい無かったのだ!


《アイテムボックス》が異世界と共有で無いという事実は大きい。


まず、MPが少ない俺は出せる魔法の数が現代だと著しく減ることになる。

これを使ってチートをしようと思っていた俺にとってはかなりの制限だ。


さらに、向こうに物を持っていけ無いことになる。

これは共有云々について気づいた後に思ったことだが、もし、共有ができるのなら、《アイテムボックス》に教科書を入れて異世界に行って、宿題をやってから帰れば、毎年恒例の『夏休みの宿題徹夜』をやらずに済むし、テスト前の勉強も異世界ですれば勉強版精神と時○部屋のように、メッチャ頭良くなって帰ってこれたんだ!


《アイテムボックス》に関しては残念だが、実際、あったら便利だったというだけでまぁ、無かったからといってどうしょうもなら無い物でも無いし、問題とは言え無いだろう。


あー、問題といえば1つあったあれ以来田上とは仲良くやっているのだが、最近は大体邪魔が入る。


〜〜〜


「田上ぃ〜次の時間教科書見してぇ〜」


「……4回目」


「忘却は人間の能力だぜ」


「……1日平均5回は多い」


そんなことを言いながらも田上は見せてくれるのだ。


「悪りぃ悪りぃ。いつもありがとな煌」


決まった。おちゃらけからのキメ顔。そして名前呼び。


「……キモい」


「それはないっしょ!」


わざわざ寒い時のような身振り手振りまでつけて俺にキモいことを伝える田上。

楽しそうなので、会話としては問題ない。顔は見えて無いけどね。


「あらあら、田上さん、随分楽しそうに滝くんと話しているようね」


はぁ、また来たよ。


「……宇宙人、今週の日曜日空いてる?」


「え?あぁ、空いてるけどもしかしてデート?」


「……そう、デート」


「嘘だろ!マジで?いいの?」


「滝くん、今週の日曜日私の家でパーティがありますの。ファンクラブの方々も呼ぶのですが、いかが?」


マジなんだよこいつ。

俺たちが完全無視したにも関わらず、空気の読めないことを言ってきたこいつは、中川なかがわ 桃李とうり少し前まで俺が惚れていた相手だ。


「こんな変な根暗とデートに行くよりよっぽど楽しくてよ、ねー、田上さん」


「……宇宙人が決めること」


これだ。俺はお嬢様キャラも好きだし、中川は胸がでかい。罵倒されようが下に見られようが、俺に対するそれは美少女相手ならご褒美だ。


しかし、中川は基本、田上を罵倒してくるのだ。

田上とは仲が良いと思っていたが、むしろその逆。犬猿の仲とも言えるような仲だったのだ。


登校も一緒に来てると言うよりは張り合いあって競争のような形らしい。

小学生か!


「ごめんな中川さん、田上の方が先だったし、デートの方へ行くよ」


「でもーー」


キーンコーンカーンコーン……


チャイムとともに授業が始まった。


「田上、教科書見せて」


小声で話しかける。


「……」


「頼むよ」


「……やだ」


田上さんおこみたいです。


〜〜〜


あの後も田上は怒ったままでその日は教科書無しで授業を受けた。

最初の1週間はそんな感じだったから、問題ない。ずっと先生にばれ無いように寝てた。


次の日になると、田上の怒りもおさまったようで、デートの場所は動物園に決まった。

リア充への第一歩!


その日に光と結城に日曜日の映画に誘われたが、デートのことはまだ言わずに断った。

田上の件はもう少したったら光には相談しようと思う。



次かその次かに異世界に行く予定です!

感想頂きました‼︎

これからも頑張って行きたいと思うので、よろしくお願いします‼︎


ありがとうございます‼︎


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