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65話 俺の気のせいカナー?

短く更新。もうちょっと瞬発力のある展開を捻り出したい所です。

それから俺達は3人で作戦を練った。・・・と言ってもしばらくの間オリビアは先ほどのダメージが尾を引いていて半ば放心状態だったが、この中で一番頼りになる攻撃手段を持っているのはオリビアなのでそこはちゃんと聞いて貰う。


「まずは多数を相手にするって発想を無くしちまえばいいんです。最初に出会った奴みてぇな、一体だけはぐれてる奴を確実に仕留めるです。エルフが手足を破壊して逃げられなくして、マロンと人間が周囲を警戒するです。そして角を取ったらサッサと帰るです。もし余力があればこれを繰り返して稼げばいいですよ」


むぅ・・・理に叶ったやり方だな。この幼女、オリビアとは一味違うぜ。


「いいんじゃねぇか? 俺はマロンに賛成だ」


「私もいいけど・・・いい加減、名前で呼んでくれないかしら? エルフとか人間とか呼ばれるのは違和感があるわ」


「それもそうだな。マロン、俺達はパーティーだろ?」


「パーティー・・・」


マロンの口がもにょっと緩み掛けて、無理矢理への字に引き戻された。


「・・・だったらその実力とやらを見せてみるです。そうしたらちゃんと名前で呼んでやるです」


俺達に背中を見せてそんな事を言うマロンだったが、チラチラとこちらを窺っている所を見るに本当はそう言いたいのに素直に言う事が出来ないだけだろう。俺には分からねぇが、人の名前を呼ぶのに妙に照れる人間ってのもいるらしいからな。


だから俺は胸を叩いて安心してやれる様な事をハッキリと宣言してやった。




「おう! マロンの目にその実力とやらを焼き付けてやるぜ!! ・・・オリビアがな!!!」




アレ? なぜだろう、2人の視線の温度がやけに冷たくなった気がするけど、俺の気のせいカナー?

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