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58話 俺は最もロリコンからは遠い男だぞ!?

「待って、おかしいわ。特にリュウセイの頭が」


失礼にもほどがあるな。


「何がおかしいんだよ」


「この状況を見て何も思わないの? どう見てもおかしいじゃない!!」


そう言われてもな・・・


《マスター、僭越ながら私もおかしいと思います・・・というか許せません》


《言いたい事は妾にも分かるのじゃ。でもリュウセイには分からんじゃろうなぁ・・・》


何だよ、感じ悪ぃな。俺以外全員分かってんのか?


「いい、リュウセイ? 落ち着いてもう一度部屋の中を見て。私の言いたい事、分かるわよね?」


「部屋の中?」


そこそこ広い部屋だがそんなに見るモンがあるとは思えねぇけどな・・・クローゼットだろ、小さいテーブルと椅子二つ、後はベットが二つあるだけだ。


「・・・やっぱりおかしくねぇよ?」


「・・・重症だわ。自分のベットを見て何も思わないの!?」


なぬ、ベット?


「・・・マロンが寝てるだけだと思うが?」


「それがおかしいって言ってるのよ!!!」


オリビアが目を三角にして怒鳴っているが俺にはサッパリ理由が分からない。それがどうしたんだよ。


「寝ている女の子に悪戯するのが大好きなリュウセイが女の子と一緒に寝ようとしてる以上におかしい事なんて無いわ!!」


「お、おま、フザケンナ!!!」


よ、よりによって俺にロリコン疑惑を掛けようってのか!? バカな、俺は最もロリコンからは遠い男だぞ!?


「最初は我慢してても手の届く範囲に女の子が居たらついつい触ってしまうのがリュウセイよ」


「ついつい触ってしまわねぇよ!! 俺は子供には興味ねぇんだ!!!」


「じゃあ大人なら触るのね!? リュウセイの性的倒錯者!!!」


ぐぉぉぉぉおおお!!! 誰か! オリビアを論破してくれ!!


《それならオリビアがマロンと寝ればいいのじゃ。それで解決じゃろ?》


《名案ですね。私はマスターがお一人で寝るのなら特に異論はありません》


「ナイスだラギ! それでいいんだろオリビア?」


「・・・・・・ふん、それでいいわよ」


・・・何でふて腐れているのか分からんのだが?


《オリビア、ちょっと来るのじゃ》


「何よ?」


《いいから来なさい。マスターはそこで待機して下さいね?》


最近たまに俺をハブるよな、お前ら。いいよいいよ、俺は寝られるんなら何でもな。ふー。




《オリビア、アナタ今の状況を利用してマスターと一緒に寝ようとしましたね? 白状なさい》


「ちちち違うわよ!! ななな何で私がリュウセイと一緒に・・・」


《この程度の事をオリビアが考え付かないはずがないのじゃ。抜け駆けはイカンぞよ?》




何か3人が騒がしいけど、俺はもう寝てもいいんだよな? いい加減疲れたよ。


お休み、明日はいい日であります様に。

これで10万字でござる。塵も積もれば~

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