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49話 コイツ・・・結構クズい事言う様になったな。

「おいオリビア、誰がゲイバーに連れて行けと言った? お前アレが見たくてウキウキしてたのか?」


「ちちち違うわよ!!!」


真っ赤になって否定してるのがとてつもなく怪しいな。アレだろ? 腐女子ってヤツだろ?


「これで分かったろ? 冒険者の男なんてのは女が寄り付かないから男だけのパーティーメンバーで毎日互いの尻を狙ってんだ。組合長を手籠めにする様な職場になんぞいられるか!!」


「そ、それは言い過ぎだと思うけど・・・ちゃんと女の人も居たじゃない!」


最初に見た光景がエキセントリック過ぎて他の人間なんぞ誰一人覚えてねぇよ。


「そいつらはきっと男同士の絡みが好きな奴らに違いない。いいぞ、もっとやれとか言ってんだよきっと」


今俺が入っていったらリュウセイ×組合長とかカップリングする気だ。なんで俺が攻めなんだよ。逆も断固拒否だ!


「も、もう一度入って確かめましょうよ! きっと今度は大丈夫だから!!」


よくあんな腐海に戻ろうって気になるな。俺はさっき見た野郎の半ケツでゲロ吐きそうなんだが。


「それに聞いただろ? もう魔王と勇者が死んじまったの、世間に広まってんじゃねぇか。変装してるとはいえ、俺がノコノコ出て行っちゃマズいんじゃないのか?」


「大丈夫よ! 今なら誰もリュウセイの事なんて見てないわ!」


それはそれでどうかと思うぜ?


「むしろ今の内にドサクサに紛れて登録しましょう」


コイツ・・・結構クズい事言う様になったな。誰の影響だろう。シューティかな?


「・・・気は進まねぇが、いい案だな。よし、何があっても俺達は真っ直ぐカウンターに言って登録する。それでいいな?」


「ええ、むしろ関わりたくないし・・・」


「じゃ、行こうぜ」


そして俺達はもう一度魔境に足を踏み入れたのだった。

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