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34話 クソ、ツッコミが足りん! 誰か助けろよ!!

かなり描写が下品かもしれませんので、その辺が嫌いな方はここでストップを。


理性的なオリビアが好きな方もここでストップを・・・

「よいせっ、と」


オリビアを支えながら俺はなんとかドアを開けた。この姿勢だと手が使いにくいんだよな。


相変わらずオリビアは赤い顔で荒い息遣いをして震えている。風邪みたいに見えるけど違うんだもんな・・・俺はあんまり食わなくて良かったかもしれん、今後ナナイロドクガエルって聞いたら食わんぞ俺は。


「んっ・・・ふ・・・っ!」


おっと、過敏になってるせいでベットに下ろしただけでオリビアが喘いでやがる。このままイタダキマスしても多分オリビア以外からは苦情は来ないだろうな。あ、シューティがうるさいか。


紳士な俺はそんな事しないけどな。・・・っていうか、こんな状態の可愛い子をみたら流石の俺も多少はもよおすかと思ったんだが、割と大丈夫みたいだな・・・あ、これって『魅了無効』か? マジかよ、日本に帰る時は是非とも削除していきたいな。そんな枯れた青春はゴメンだぜ!


それに・・・まぁ、その、魅了はされなくても俺も男だ。当然溜まる物は溜まる。どこかでスッキリしたいと思うのは悪い事じゃなく、人間として自然な事だと俺は思うなって俺は誰に言い訳しているんだろうね?


そこにおあつらえ向きに可愛い美少女が「さあ食べて!! はい、あ~~~ん♪」とまな板の上の鯛とばかりに置いてあれば、俺だって多少食指が動かなくも無い。多分ビンタ1279回くらいでオリビアなら許してくれると思うんだよな。


それに・・・ぐっ、俺にもオヤジの料理が効いて来たみたいだ。聖剣がかつてないレベルで自己主張をしてやがる。くそ、静まらん!


これは確かに卵食ってたらオリビアを襲ってたかもしれん。だってこんなに元気だと試してみたいじゃん!!


・・・ダメだな、今この空間に居るのは危険過ぎる。便所に行こう。どうしてかは聞かないでくれると俺も嬉しい。


「オリビア、俺はしばらくこの部屋を留守にするからお前は――」


俺が部屋から出ようとして振り返った瞬間、オリビアが俺に強烈なタックルをぶちかましてきた!! 


「ぐふっ! ・・・お、オリビア、何を・・・」


「リュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイリュウセイ・・・」


やだ何この生物コワイ!


オリビアの目は明らかに正気を失っていた。意志の光がまるで感じられないというか、たった一つの意志で理性が濁っていると言おうか。


「う~~~~くんくんくんくんくんくんくんくんくんくんくんくんくんくんくんくんくんくんくん」


おい、やたらと匂いを嗅ぐな! そして服を噛むな!! 吸ーーうーーなーーっ!!!


《こ、この発情雌犬っ!! 私の言った事が分からないんですね・・・お望みどおり挽き肉にしてあげましょう!!!》


だぁーーーーーっ熱い!!!! やっぱキレやがったかシューティッ!!


「おい! お前まで正気を失ってんじゃねぇ!! アチッ、こ、コラ!! 今すぐ冷めないと窓から捨てるぞ!!」


《そ、そんな、だって、あの雌犬が盛るから・・・》


「オリビアが自分の意志でああなったんじゃ無いって分かってるだろ? それとも俺の言う事が聞けないのか?」


《う・・・・・・わ、分かりました・・・でもオリビアと性交するのは許可出来ません! その、す、するなら私に・・・》


性交言うな。それに俺はそんなハードな一人遊びは出来ないっつってんだろうが。ドコでナニをしろってんだ。


「・・・・・・いつか人型になったらな・・・・・・」


でも絶対拒否の言動を取ったら俺はバイクにレイプされるかもしれない。ここは無茶な事を言ってお茶を濁しておこう。異世界パネェな。こんな心配をする日が2日目にしてやって来ようとは。


「いっそオリビアの穴にラギの柄でも突っ込んで・・・」


《ななななんで妾が張り型の真似事などせねばならんのじゃ!? 絶対に嫌じゃ嫌じゃいーーやーーじゃーーっ!!》


チッ、これがタダの剣なら文句なんて言わないのに。


「とにかくオリビアをなんとか宥めてって何でもう全裸になってんだよ!!!」


ちょっと目を離した隙にオリビアは全裸になっていた。・・・と、思う。零距離過ぎて俺には見えないが、後ろにオリビアの服とパンツが落ちているから多分間違い無い。


クソ、ツッコミが足りん! 誰か助けろよ!!


「リュウセイ・・・しよ?」


しねーーーーーーーーよバーーーーーーカ!!!


「仕方ねぇ!! オリビア、恨むなよ!!!」


俺はオリビアの体を見ない様に素早く背後に回ると、オリビアにスリーパーホールドをガッチリと極めた。最初はジタバタしていたオリビアもある瞬間を境に、くたりと全身から力が抜けた。


「あぐ・・・・が・・・・あふぅ・・・」


《ヒィ! あ、主殿がオリビアをこ、こ、ころ、殺したぁっ!!!》


《やりましたねマスター。ささ、オリビアは私が人目に付かない所に捨てて来ますからどうぞ・・・》


「人聞きの悪い事を言うな!! ちょっと気絶させただけだ。それとシューティ、お前後で説教な?」


《な、何故!?》


俺がやったのは瞬間的に気道じゃなく頚動脈を絞めて気絶させる絞め方だ。女を殴って気絶させるのは気が引けたし、友達の総合格闘技オタクに散々技を掛けられたから体で覚えていたしな。


ふう、これでしばらくは起きないだろう。さっさとベットに寝かせてもう行こう。もう一回お姫様抱っこを・・・・・・・・・あ。


この場合はおんぶが正解だったとやってから気付いた。そういえばオリビア、全裸だったな・・・


とりあえず俺はオリビアの右のおっぱいの下にホクロがある事をこの時知った。この事はオリビアが正気になっても黙っていよう。

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