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魔弾  作者: 稲葉明
3/8

旅人クロア

西暦3058年。


《旅人》クロアは、旧ヴェルリン都市の自宅にいた。

気だるげにベッドに横たわる彼の顔は非常に端正。頭から流れる髪はしみ一つないブロンズ。開いた瞼から見える瞳はエメラルドの如く美しい翠。引き締まった体つきは凛々しい。

(……ああ、暇だ)

そんな彼は、こんな気の抜けた事を考えていた。

(ここは何て無機質で、何も無いんだ……。やっぱり地上の方が楽しい)

人工的な空間の中で、空調が音もなく動く。それは彼が念じただけでピタリと止まる。

余りポジティブとは言えない思考を渦巻かせながら、彼は暫くベッドの上でごろついた。


(そうだ……。さっさと用事を済ませて直ぐに地上に戻ればいいんだ。こんな狭苦しい場所で僕は一体何をしているんだ)

彼は体が休まる唯一無二の場所が余り好きでない。

彼は思い立ったら即実行、ベッドから立ち上がり着替え始めた。質素な寝間着から、着慣れた革のジャケットとパンツを身に付けていく。そして粗方の身なりを整えて、最後は腰のホルスターに銃を入れる。その中に弾丸は入れない。

(……よし)

装備を確認し終わると、彼は家から出た。

銃身が、人工の光を反射して鈍く輝いた……。


読んでくださり誠に光栄です。次回を楽しみにしてくださるとより一層嬉しいです(^O^)

ちなみに、銃のモデルはルガーP08です(^3^)/

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