ソムニウムワールド編② アイ
クゥ『くらぇ』
エリス『てぃあー』
ユナ『私に任せろ!』
戦っている敵はブリザードウルフレベル1。
このあたり一帯にたくさんいる雑魚キャラである。
クゥは片手剣で、エリスはレイピア二刀流で、ユナは剣と盾を持っている。
ちなみにエリスの職業は魔法剣士、ユナはガーディアンである。
クゥ達はブリザードウルフを倒しまくってレベル上げをしていた。
現在レベルは5。
クゥ『今日までにレベル10に行きたいな』
エリス『そんな慌てないでも大丈夫よ』
ユナ『あっちにウルフじゃない敵がいるぞ』
クゥ『よし行こう』
エリス『はいはい』
敵はスノークロス。雪でできたゴーレム。
その周りを3体のブリザードウルフが取り囲んでいる。
クゥ『げえっスノークロスはレベル5もある』
ユナ『スノークロスの攻撃は私に任せろ!ガーディアンの私が防ぐ』
エリス『クゥ行くわよ。先にブリザードウルフを倒しましょう』
クゥ『うん』
ブリザードウルフをクゥとエリスは次々に倒していく。
ユナはスノークロスの攻撃を盾でガードするが攻撃力が高いためダメージを受けていた。
エリスはユナに回復魔法を使いながら2本のレイピアでスノークロスに何発も攻撃を仕掛ける。
ゴーレムだけあってやっぱ防御も高い。HPの一割も削れない。
ユナ『弱点があるはずだ』
クゥ『あのコアは?』
エリス『とりあえずやって見ましょう』
エリス『クゥ行くわよ』
クゥとエリスはお互い反対方向からスノークロスに近寄りコア目掛けて攻撃した。
ユナ『よし喰らってるぞ』
クゥ『これなら行ける』
エリス『てあー』
エリスは高速で10連撃の剣技を繰り出した。
敵のHPは0になり消滅。
クゥ『やった勝った』
エリス『やった』
ユナ『よし』
お金もそこそこ貯まったし今日は宿に泊まって休むことになった。
次の日
クゥ達は相変わらず雑魚敵を倒してレベル上げをしていた。
クゥ達は知らない内にダンジョンの奥深き場所に入り込んでいた。
やがてクゥ達は湖にたどり着いた。
ニヴルヘイムは氷の世界とも言われ全てが凍っている世界である。しかしこの湖だけは凍っていなかった。
エリス『なんでここは凍ってないの?』
ユナ 『さぁ~』
クゥ『温泉とか』
エリス『馬鹿ねぇ温泉なら湯気出るでしょ』
クゥ達がたわいもない話をしてると大地が揺れ始めた。
クゥ『なんだなんだ』
エリス『地震?』
次の瞬間
湖から水竜のようなものが顔を出しHPケージが表示された。
ボスだ
クゥ『戦闘準備』
クゥ達は剣を構えた。
ボスの名前はアイスリヴァイアサン
レベル10
エリス『私が行くわ』
エリスは二刀流で連続攻撃を与えるがダメージはほとんどない。
クゥ『なら僕が』
クゥはダークソウルを振り回しボスの頭部を攻撃した。
クゥ『駄目だ全然効かない』
ユナ『やっぱ竜には竜だろ』
私に任せろと言うとユナは竜へと変貌した。
クゥ『えっユナが竜になった?』
ユナ『まあ私の本当の姿だからな』
ユナ『あとは私がやる』
ユナはアイスリヴァイアサン目掛けて強烈な炎を吐いた。技名はインフェルノ。
アイスリヴァイアサンもこの攻撃にはたまらずアイスブレスで反撃をして来た。
クゥ『熱い熱い』
エリス『寒い寒い』
二体の竜がお互いに攻撃をしあってる中にいるクゥとエリスに取っては今現在地獄絵図だ。
クゥ『死ぬぅ』
クゥ『げぇお尻に火が付いた』
エリス『もう今消すから』
ユナ『なんじゃこりゃあ』
クゥ『どうしたの』
エリス『ユナその姿』
ユナ『知らない内に人間の姿に戻ってるんだが・・』
ユナ『あれ?えっ?』
ユナ『私の元の姿に戻れなくなってるし』
どうやらユナの竜化はスキルの一部になってしまっているようだ。
そんでスキルの効果時間が切れたらしい
ユナ『次は30分後に使えますってふざけるな!』
そんな中アイスリヴァイアサンはアイスブレスを吐き続けた。
ユナ『寒い寒いよぉ』
逃げ回る3人に対してアイスリヴァイアサンは追いかけて来た。
クゥ『どうする?』
ユナ『んなこと言ったてぇ』
エリス『きゃあ』
エリスは悲鳴を上げると同時に氷漬けとなった。
クゥ『エリス』
ユナ『駄目だエリスをおいて行けない』
ユナ『戦うぞクゥ』
クゥ『うん』
ユナとクゥは剣を構えた。
ユナは凍漬けとなったエリスを気づかい自らがオトリとなり、アイスリヴァイアサンを自分に引き付けた。
ユナ『こっちだリヴァイアサン』
ユナ『よしここでいい』
クゥも慌ててユナを追った。
ユナ『よしクゥやるぞ』
クゥ『うん』
ユナ『くらぇ』
クゥ『おりゃああ』
ボスのHPは残り一割。
クゥ『あと少し』
クゥは剣で斬りまくり、ユナは宙に舞うと一回転ジャンプ斬りを食われせよとしたが、リヴァイアサンの爪によって弾き飛ばされた。
ユナ『くっ』
クゥ『アイスブレスが来る!逃げろユナ』
ユナはすぐに逃げたが、クゥは常態異常(麻痺)で動くことが出来きなかった。
ユナ『クゥどうした?』
クゥ『ごめん。動けない』
そしてすぐにアイスブレスの攻撃がクゥを襲った。
?『ヴァイスバリア』
クゥ『ん?何だ?』
クゥの目の前には氷の壁があった。
どうやらこの氷の壁がアイスブレスから守ってくれたようだ。
?『大丈夫だったか?』
クゥ『うん。誰?』
?『私はアイ。魔法剣士だ』
アイ『そんなことよりボスを早く倒すぞ』
クゥ『うん』
アイは長身の体にロングソードを装備していた。
アイは3連続爆転をし、アイスブレスの攻撃を交わすと同時にリヴァイアサンの目の前まで全速でいき、宙を舞い強烈なジャンプ斬りをした。
リヴァイアサンは真っ二つになり消滅。
Congratulation!
ボスが倒されるとエリスの氷漬けを解除された。
エリス『やばかった』
クゥ『良かった無事で』
ユナ『心配させるな』
エリス『この人誰?』
アイ『私か?私はアイ』
クゥ『そうだ聞いてなかった。アイさんは何でこのゲームに参加してるの?』
アイ『黄金の林檎を手に入れるため参加した』
クゥ『同じだ。アイさんはギルドとかに入ってるの?』
アイ『私はソロだ』
クゥ『そうなんだ。じゃあ一緒に黄金の林檎探しに行かない?』
アイ『えっ?』
クゥ『僕らまだ三人だし、仲間は多い方が有利だし、目的が一緒だし・・・』
アイ『私は別に構わないが』
クゥ『じゃあよろしく』
ユナ『おいエリス。クゥが勝手に知らない女を仲間にしたぞ』
エリス『別にクゥが望むならいいわ。仲間必要だったし』
エリス『んじゃアイよろしくね』
ユナ『クゥが浮気したぞ』
クゥ『なんでそうなるんだよ』
こうしてアイはクゥ達の仲間になった。