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漆黒のグラディウス  作者: アカシックレコード
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インサニアワールド編⑤ ヤマタノオロチ

『許さない』


『殺す殺す殺す』


ティアは剣を片手に引き吊りながらヘルまで近づく。


ヘルの前に行くと剣を振り下ろした。


ヘルの剣がティアの剣を弾き飛ばした。


『死ねヘル』


ティアは手をパーにするとヘルの腹を突き破った。


『ぐうっうっ』


ヘルのHPが徐々に減っていく。


ヘルが自分の腹を突き破ったティアの手を引き抜こうとした時、ちょうどラティスがヘルの頭を打ち抜いた。


ボス撃破

ヘルは消滅していった。


全員に報酬のマネーとアイテムが手には入った。


またヘルは宝箱を1つ落とした。

宝箱には大量の金塊が入っていた。

現実世界に持ち込めるためみんなで均等に分けた。


その後クゥ達はラティス達と別れてマイホームに戻った。

ティアは泣き続けている。


その後ティアは一週間ほど部屋に引きこもっていたが戦うこと決意したらしくみんなの前に姿を現した。


『みんな行きましょう』


『えっでも君は』


『大丈夫なの?』


『はい。ユウトと姉さんを私は助けなくちゃならないから。一人ここに居る訳にはいかないわ』


それから二週間後、クゥ達は50階層を攻略。そして1ヶ月後には微笑みのエンジェルが60階層を攻略。さらに2ヶ月後にはファントムデーモンというギルドが70階層を攻略。続いて3ヵ月後にエイル達が80階層を攻略。



あれから4ヶ月後クゥ達は90階層に到達した。

念のためにレベルはMAXの99にしてある。


目の前にはボスゲートがある。


『さあみんな回復したら行くよ』


『うん』


みんな回復ポーションを飲むとゲートを開いた。


ボスがステージ真ん中のマグマの中から現れる。


ボスはヤマタノオロチLV90。8つの頭にはそれぞれHPケージがある。


『こんなのどうやって倒すのよ?』


『8つの頭を倒せばいいんじゃない』


レンがヤマタノオロチの首にジャンプ切りを喰らわすが堅くて弾かれてしまう。


ヤマタノオロチの頭のひとつが上を向いた。


『攻撃くるよ』


シルフィーが防御魔法を貼る。

やがて灼熱の炎がクゥ達を襲う。


『ヤバい防御魔法が持たない』


防御魔法がガラスが割れるように割れ灼熱の炎がクゥ達を襲った。


HPケージが半分くらないなった。


シルフィーはすぐに回復魔法を唱えた。


『これはヤバい。広範囲魔法はMP消費が激しい。このままこの繰り返しだといずれMPが尽きるわ』


『何かいい盾はない?』


『盾?』


アイルがアイテムケージから盾を出した。


『ひぇ気持ち悪い』


『気持ち悪いとは何だ。メデューサ様の盾だぞ』


ヤマタノオロチの1つの頭がまた上を向く。


『とりあえずこの盾使ってみるわ。一応Sランクだし役にたつかも』


『一応とは何だ。私を馬鹿にしてるのか?』


『うん?で私は何を』


アイルがヤマタノオロチにメデューサの盾を向けた。


『ぎぇ~ヤマタノオロチ』


灼熱の炎がアイル達を襲う。


アイル達は攻撃から目を背けた。


『あれダメージがない』


『メデューサの盾が灼熱の炎を喰ってるわ』


『げふっ』


『すごいわこの盾』


『そうだろ。私のすごさがわかったか!』


『気持ち悪いけど・・』


『なんだと』


『ズキュン』


銃声がなった。

ラティスだ。

ヤマタノオロチの1つの頭が地面に倒れ込む。

HPはまだある。


みんなで倒れたヤマタノオロチを襲撃。

もう1つの頭のヤマタノオロチが火炎弾を放って攻撃するがクゥがロードナイトで弾き返した。


ラティスの仲間も加わって攻撃をする。


やがて頭の一つはHPが0となって消失。


『次行くよ』


『ラティス様が仕留めてやる』


もう一体を狙撃したがダメージは0。


『どうゆうこと?』


『そいつは他のやつと少しだけ色が違うわ。きっと最後に倒さなくちゃいけないんだわ』


この一体はHPケージが2本分あった。


『なら次行くよ』


ラティスが狙撃。


ダメージはあるが地面は落ちてこない。

ラティスの仲間は爆発矢を放つ。


怒ったヤマタノオロチは灼熱の炎を吐いた。


『メデューサちゃん出番よ』


『ひぇ~』


『げふっ』


『もうお腹いっぱいなんだけど』


『この調子なら行けるわ』


その時地面からスケルトンが這い出て来た。


『何よこいつら』


スケルトンの集団は剣と盾を持ちアイル達を襲いにくる。


アイルはメデューサの盾をスケルトンの集団に向ける剣を構えた。


『こら待て待て私を盾代わりにするのか?』


『だって盾じゃん』


『こらこら私死んじゃうだろ』


『見て見ろ。こんなのでカードしたら私の顔に傷が』


『そんなの知らなーい』


『いや~死んじゃう。死にたくないよ』


『うっさい盾だわねもう』


『リフレクト?何これ』


『溜まったのか?』


『ならそれを早く使え』


『ポッチとな』


『行くぞ』


『うん』


メデューサの盾の口から灼熱の炎が吐かれた。

スケルトンの集団は全て焼かれ消滅した。

どうやらメデューサの盾は敵の魔法攻撃を吸収し貯めると反射できらしい。


『すごいわ。うっさいけどゴミ箱に入れなく良かった』


『・・・・』


クゥ達はその後、順調に次々に頭を倒していった。


残り一体だ。


ラティス様が狙撃する。

少しはダメージがあるようだ。

ラティスのメンバーは次々に弓で頭を狙い打った。


次第に最後の一つの頭が地面に落ちた。

みんなで一斉攻撃を開始する。HPが一割程度になると再びヤマタノオロチの首は地上に上げた。


ヤマタノオロチは大地に衝撃波を繰り出すとクゥ達を吹き飛ばした。


ヤマタノオロチの取り囲むかのようにゴールドゴーレムが地面から這い出てきた。


『メデューサちゃん行くよ』


アイルは貯めていた灼熱の炎をゴールドゴーレム目掛けて放出するがダメージは0であった。



アイルがウィンドウを開きゴールドゴーレムの情報を調べる。

ゴールドゴーレムは魔法攻撃を無力化するらしい。また物理攻撃による防御力はゴーレム中最強らしい。


ラティスが狙撃してもダメージは0。

クゥ達も剣で攻撃するがダメージは0だ。


ヤマタノオロチのオロチが光を出した。


『何これ』


ヤマタノオロチが少しずつ回復してるようだ。

残り1つの頭が2つに増えている。


『そんなせっかくここまでダメージを与えたのに』


『行けぇお前ら』


何者かがクゥ達の後ろからゴールドゴーレム目掛けて突き進んだ。

彼らはゴールドゴーレムの隙間をスライディングしたりして、上手くすり抜けるとゴールドゴーレム目掛けて総攻撃した。


ギルドファントムデーモンだ。

ゴールドゴーレムが次々に倒される。


『こいつらの弱点は後ろだ』


ファントムデーモンのギルドマスターのカイが叫んだ。


その言葉に続きクゥ達もゴールドゴーレムの後ろに周り込みゴールドゴーレムを攻撃した。


全ゴールドゴーレムが消滅するとヤマタノオロチはまた衝撃波を繰り出す。


みんなが吹き飛ばされる。


『くっ』


『大丈夫かお前ら』


『お前は』


『カイ・・・』


『あの時の人間・・・』


『ということはこいつまさかあの時のアイルか』


『嘘だろ。こんな美人だったのか』


カイはアイルに近づこうとするがクゥがアイルの前に立ちはだかりカイを止めた。


『別に何もする気ないよ』


『えっ?』


『またアイルにちょっかい出すんだろ』


『お前にアイルは触れさせない』


『そうだよな。』


『えっ?』


『ううん。何でもないぜ』


『クゥお前はそれでいい。アイルが大切なんだろ。なら大切なアイルをちゃんとゲームがクリアされるまで守ることだ』


『えっうん。』


『とりあえず今は話あってる場合じゃない。戦うぞ』


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