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一日目〜妄想の絶えない学生達〜

「ニーハイが一番に決まってるじゃない」



いきなり性癖暴露から始まってしまった本作のメインヒロインの1人古宮ことり。


通称ニーハイ古宮


顔立ちは整っておりスタイルも良い。黒く長いストレートヘアーが特徴。


隠れファンクラブがあるとかないとか。


「何をいいますの。タイツが一番ですわ」



語尾を強め古宮を睨みつけたのは本作のメインヒロインの1人。高橋・リーナ・紫。


通称タイツのお嬢様


ハーフで帰国子女なお嬢様。公式ファンクラブがある。



『あなたはどっち(ですの)!?』


「何故俺に話をふる」



そんなことを言ったのは本作の(多分)主人公早河護


「俺は両方好きだなあ。あ、でもやっぱり色はしr…」



『あなたには聞いてない(ですわ)』



「がびーん」


2人に拒絶され効果音を自分で口にしてしまったこの男は主人公の親友というか悪友。佐藤翔。



通称バカ



「俺の扱い酷くね!?通称バカって何?俺常にバカ呼ばわりなの!?」



「ナレーションもとい説明文にツッコミ入れたらダメだぞー。バカケル」

「名前と繋げないで」


そんな護と翔のやりとりは無視で2人の対立は続く


「ニーハイには絶対領域があるのよ!スカートとニーハイの間のあの僅かに露出した肌……舐めたいくらい綺麗じゃない」


涎を垂らしながら主張する古宮。美少女だが性格が残念という評価があったりする。逆に尚更良しと萌える人もいる。


「何をいいますのタイツは脚を全体的に綺麗に見せ…そして破いてエロティックにすることも可能ですわ」



眼が少しばかりイッチャッテルこの美少女も前者と同様である。


「タイツなんて破かないと意味ないじゃない!」


「ニーハイだって肉がはみ出てるじゃありませんか」


2人のこんなやり取りは今に始まったわけではなく、高校に入学してからずっとである。毎日。よく飽きずにやってるなと半ば感心する人間もいたりする。



「護!あなたは」


「どっちがいいんですの!?」


再度2人が護に対し問いた。


「生脚が一番なんじゃない?」



護の一言で2人は沈黙。その場で仲間外れにされた翔のすすり泣く声だけが響く。そして


『ナ、ナンダッテー』


二人の綺麗なハモリ声が響いた。


護の鈍い性格故なのか空気の読めなささ故なのか面倒くさがっただけなのか。いずれにしてもそんな形で今日の口論は終了した。

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