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1人ぼっちのカエルの歌

全開投稿させて頂いた作品も大変有り難いコトにランキングに入ることができました!

嬉しいです!

2025年もいよいよ終わりを迎え、新たな年を迎えます。

来年はより一層執筆に力を入れていければなと思ってます!

ある森に一匹のカエルがいました。

 カエルは小さな頃から、ゲロゲロと歌うことが大好きでした

 ですが、周りのカエルや動物たちと一緒に歌うといつも自分の声だけ小さくて聞こえなくなってしまうのです。


 みんなにちゃんと歌っていないと言われ怒られてしまいます。

 それで、いつも一人落ち込んでいました。


 いつしかみんなの前で歌うのが恥ずかしくなって、一人で歌うことが増えました。

 みんなが歌っていてもただ見ているばかりになりです。


 ただ音楽隊に入りたい気持ちと歌が大好きなのは変わりません。

 夜になると誰もいない場所で毎日一人でゲロゲロと歌います。


 毎日毎日ただ一人ぼっちで歌い続けているのです。


 その日もいつもの様に一人歌っていると、ガサガサとどこからか物音が聞こえてきました。

 きょろきょろと森を見ますが、誰もいません。


「誰かいるの……?」


 姿の見えない誰かにカエルは訪ねますが、応えは返ってきません。


 ガサガサと音が聞こえるだけ。

 ちょっぴり怖いと思いじっと音のなる場所を見つめていると、ふと音がなくなりました。


 ですが、まだ誰かがそこにいるのを感じます。

 カエルはきっと自分が歌っているのが気になって来たのだと思い、う家に帰ることにしました。


 次の日の夜もまた同じ場所でゲロゲロと歌っているとまたガサガサと誰かが来ました。

 カエルさんはまた訪ねます。

「誰かいるの……?もしかして、昨日の?」

 

 しかし、なにも応えません。

 カエルが歌うのを止めるとガサガサと遠ざかっていくのでした。


 それから、夜になり練習していると何度も何度も誰かが見にくるのです。

 ある時思い切って、ガサガサとその誰かが来ても歌ってみることにしました。

 

 ゲロゲロゲロゲロ ゲロゲロ 


 いつもいなくなる誰かはカエルの歌を聴いてくれるのです。

 カエルが満足する間で歌い、そろそろ帰ろうとすると森の奥から、声をかけられました。


「楽しそうに歌うね。明日もまた聴きに来るよ」


 そういってガサゴソと誰かは去っていくのです。

 カエルは初めて褒められて、胸がポカポカしました。

 

 それからも毎日毎日歌って、名前も姿も知らない誰かに向けて歌うのです。


 だんだんと姿が見えない誰かは一人二人と増えてゆき、いつしか沢山の誰かがカエルの歌を聴いてくれます。

 カエルは自分の歌を聴いてもらえるのが嬉しくって、楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。


 みんなの前で歌わなくなって、落ち込んでいたカエルが元気になっていくのを見かけた他の動物たちは、不思議そうにしています。

一匹の動物がカエルに訪ねてみました。


「カエルくん、なんだか元気そうだね。いいことでもあったのかい?」

「うん。とっても嬉しくて楽しいことがあったんだ」

 

 前よりも明るく元気な声に少しビックリしている様でしたが、なんだか嬉しそうです。

 そして、また別の動物が言いました。

 

「カエルさんがよければ一緒に歌おう!」


 他の動物も一緒に歌おうと誘ってくれました。

 大きな動物、小さな動物みんなで歌います。

 カエルの声はみんなの声に負けないぐらい大きくとても元気に森に響きわたります。


 

 カエルは大好きな歌を昼も夜もそれはもう楽しそうに歌うのでした。

 

 夜は姿の見えない誰かのために。

 昼はみんなと楽しく歌うのです。


 

 そうしてカエルは大好きな歌を歌うことに自信を持てる様になりました。


 すくすくと成長し、すっかり大人になったカエルはいよいよ明日は音楽隊の前で歌を歌います。

 そこには不安もなにもありません。

 ただ、みんなの前で元気で明るい歌を届けるだけです。


 これからもカエルは歌い続けるでしょう。

 明日も明後日もずっとずっと歌い続けます。


 きっとこれからも小さな頃から大好きな歌がもっともっと大好きになるとカエルは思うのでした。


お読み頂きありがとうございます!

ぜひぜひ、評価や感想を頂けると嬉しいです!


2025年も終わりを迎えますが、来年また会いましょう

皆様、よいお年( ˘ω˘)

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