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ホームルーム


久美子は来ていない。


「遅刻かなぁ~」ボンヤリ思う。


担任が名簿を読む


「赤石」「は~い」「石田」「は~い」。。。。。。。。。


最後は「渡辺」。。。「あれ?久美子を呼ばない」「あ!そっか連絡入れているからだわ」


一時間目。。。英語。。。あれ久美子を呼ばない


連絡済ね。。。。でも。。。こんなことはなかったような


次も次も


昼食。。。一人でぽつんと食べた。


今日は久美子は休みのようだ。


時間だけがゆっくり流れた。


ふと思い返す。「久美子は制服だったのかなぁ~」人間の記憶のいい加減さを思いしる。


翌日もその次の日も同じだった。


頭をよぎる。。。「退学?」「まさか」




昼食。。。今日も1人。。。隣の岸田波並が声を掛けてきた。「一緒に食べない?何時も1人だし」頷き仲間に入る。

ちょと久美子に悪い気もしたけど


「何時も1人でなにいってんの?お芝居の練習とか?」波並が聞く


遊ばれている。。。。そう思った。


返す言葉が見つからない。


「渡辺。。。今日も休みね」呟いてみる。


「誰。。。それ」波並


「やっぱね。。。バカにするために誘ったの?渡辺久美子よ」


別のグループから声がする。「うちの組に渡辺なんていないよ。。。」


担任が入って来た。。。波並が声を掛ける「先生渡辺ってクラスに居ないよね」


担任の河島も「あぁ。変なことを言うなよ」と答える。


教師まで苛めに加わるのかと泣きたくなる。



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