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リセスト  作者: トンボ
日常編
21/49

10歳の俺のいとことショッピングモール(21話)

「朝だから起きて幸助」

体を揺すられ目を開けると七瀬の姿が目に映る


ふと時計を見ると朝の7時だ。昨日は倫太と遅くまでゲームの通信対戦をしてたせいか、かなり眠い

「、、、あと1時間寝かせてくれ」


「せっかくの休日なのに・・・」

七瀬はガッカリした表情で俺の顔を見つめる


「、、、休日だからこそ寝かせてくれないか?」

俺は休日は、眠るためにあると思っている


「わかった」

すんなりと認めるとは七瀬にしては珍しいな


「、、、わかってもらえて嬉しいぞ、じゃあおやすみ」

ここは、お言葉に甘えて寝させてもらおう


それは眠りにつく寸前だった。

ー「幸助が寝るなら私も一緒に寝る」ー


「お、起きた!起きたぞ!だから、俺の布団に潜り込もうとするな!!」

かすかに聞こえたその声に反射して、布団から体を出すとそこには布団に潜り込もうとする七瀬の姿があった。


『ガチャ』

「おはよう!幸助にいちゃーん!!!」

元気な声とともに、小さな体の女の子がドアの前に立っていた。

「し、しずく⁉︎どうしてお前がここに⁉︎」

彼女の名前はしずく俺のいとこにして、今年から小学4年生の女の子だ

「とうっ!!」

「グホォォォォ!」

こいついきなり、腹部にダイブをかましてきやがった!

そしてしずくは続けざまにこう言った。

「幸助にいちゃん!今日はしずとデートしよう!」

「「デート?」」

「・・・幸助まさか浮気?」

「ちょっと待て!相手は10歳だぞ⁉︎浮気もクソもあるか‼︎」

「お姉ちゃんが七瀬って人ね!言っておくけど、幸助おにいちゃんは絶対あげないから!」

「こっちこそ、幸助は渡さない!」

「2人とも大声でもめるな!親父たちが起きんだろうが!」

俺の部屋で繰り広げられる、いとこと幼馴染のケンカは俺の目を覚ますには十分だった。




ーーーーーーーーーーーー

しずくが行きたいと言うのでショッピングモールに無理やり連れて行かれることになった。しかし、近いせいかショッピングモールまで歩いて行くことになった。


「おにいちゃん暑い〜!」

しずくが俺にすがりつきながらそう言った

「そうね、確かに暑いわね」

しずくに便乗し七瀬も同じことを言う

「暑いな、なんでこんなに暑いんだろうな

あとすごく歩きづらいな」

「歩きづらい?大丈夫?」

不思議そうに俺の顔をみるしずく

「幸助、休憩も大事だと思う」

七瀬も心配そうに俺の顔をみる

「俺はなんで歩きづらいかわかってるんだけどな。」

「「⁉︎」」

驚いた表情をするしずくと七瀬

「お前らが俺にくっついてるからだ!!」

そう、右側にはしずく左側には七瀬が俺の腕を組んで歩いている。

「あ、ほんとだ!お姉ちゃんがくっついてる!

離れてよ!私の幸助にいちゃんなんだから!」

おまえは七瀬が俺の腕を組んでいるのに今気づいたのか?

「黙りなさい小娘、私から幸助を奪いたいならもっと色気と大人の魅力を磨きなさい」

こいつ、子供相手にマジすぎるだろ

「だいたい、なんでお姉ちゃんがついてきてるの⁉︎今日はしずとにいちゃんのデートなのに!」

「今日は私と幸助が同棲し始めて718日目記念日だから」

「718日記念日なの⁉︎」

「俺の知る限りその日数は記念日には入らないと思うんだがあと、同棲って言うな」

「718は私の誕生日とかけてある」

そういえばもうすぐこいつの誕生日だったな

「なんでしずとは同棲してくれないの?」

「おまえにはお父さんとお母さんがいるだろ?」

「いるけど・・・」

「第一安心しろ俺はどちらのものでもないから」

「「え⁉︎」」

2人の声が合わさる

「なんで驚くんだ⁉︎」

「「だって幸助〈にいちゃん〉は私〈しずく〉のものだから!!」」

2人とも息がぴったりだ

「「⁉︎」」

「お姉ちゃんもしつこいな〜幸助にいちゃんしつこい人嫌いだと思うよ?」

「その言葉そのままお返しするわ」

「「んーーー!!!!」」

睨み合う2人の間に、雷のようなものが見えるのは俺だけだろうか?


「おいお前ら、着いたぞ」

「わーい!着いたー!」

「はしゃぐなんてお子様ね」

「「さぁ幸助〈にいちゃん〉!まずは洋服を見に行こう!」」

お前ら実は仲良いだろ?


「いらっしゃいませー」


「しずちょっと店回って来るね」

「それにしても、洋服店に来るのなんて久しぶりだな」

「私は最近お義母さんときた。」

「そうだったのか?」

しかし、こいつがうちに来てもうすぐ2年か・・・早いもんだな


「娘さんが試着するので、お父様とお母様もこちらへどうぞ」


「お父様⁉︎いや、その子はいとこです。」

「お、お母様・・・幸助のお嫁さん」


「え?違ったんですか⁉︎も、申し訳ありません!」

謝る店の人に試着室に案内され、目の前で待つ俺と七瀬


「ねぇ幸助?」

「なんだ?」

「私達がふ、夫婦に間違われた時どう思った?」

「別になにも?」

「・・・」『ビシュ!』

「グァァァァァ!なぜ無言で目潰しに来るんだ⁉︎」

「・・・幸助最低」


『ガラァ!』

「お待たせ!ってあれ?どうして目を抑えてうずくまってるの?にいちゃん?」

「気にしないで、大人の事情だからお子様は知らなくていいわ」

「お姉ちゃんには聞いてないもん!」

やっと目が見えるようになって来た

「どれどれ?」

「ジャジャーン!」

「おぉ!しずく結構かわいいぞ」

Tシャツに花柄のスカートそして、頭に大きなリボンそうだな例えるとするなら

「いかにも小学生って感じだな!!」

「・・・」『ビシュ!』

「ギャァァァァァ!!目が目がぁぁぁぁ!」

こいつら、目潰しがすきなのか?


「幸助これを着てほしいの」

目がまだ見えない俺に服を渡してくる七瀬


「あぁ?なんで俺が着ないといけねぇんだ?お前らが服を見に来たんだろ?第一まだ目が見えねぇし」

「いいから着てほしいの」

「まったく、しょうがないなぁ」

『ガラァ』

(そういえばあいつのファッションセンスって良かったか?)

そう思いながら試着室に入るとだんだん視界が広がる目に映った服は『革ジャン(青色)』と『デニム生地のボトムス(グレー)と肌着なし



『ガラァ』

「どう幸助?」

「世紀末か!!!」

試着室の目の前にいた七瀬にそう叫んだ。


22話に続く






22話読んでくださり、ありがとうございます!


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