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リセスト  作者: トンボ
日常編
16/49

時を戻せる僕とクラス委員長(16話)

それはある日の夜のことだった。


『ピンポーン』


時計の針は夜の9時を指す。

「はーい、どちら様ですか?」


『ガチャ』

そこには、僕のクラスで委員長を務めている

鳴海加奈なるみかなが立っていた。


「あれ?鳴海さんどうしたのこんな時間に」


「杉本くん」


「なに?」


「単刀直入に言おう、今夜私をここに泊めてくれないか?」

『ドン!!!』


反射ってやつだろう。僕は思いっきりドアを閉めていた。


ーーーーーーーー




とりあえず鳴海さんを僕の部屋に入れる


「ここが杉本くんの部屋か、広いな」

部屋中を見渡しながら彼女は言った


「そんなことより、どうして僕の家に来たの?」


「そのことなんだが、実は親と喧嘩してしまってな、子供のように家を飛び出して来てしまったのだ。」


「いつもクールでサバサバしてる鳴海さんでも感情的になることあるんだ。なんで喧嘩したの?」


僕の質問を聞き悔しそうに唇を噛み締めながら彼女は言った。


「おやつにとっておいたプリンを食べられたのだ」


ー ・・・そんなことで家飛び出すのか ー


「思い出しただけで腹が立って来たぞ」


「いや、泊まるのはいいんだけどさ?うち布団ないよ?」


「あぁそれなら大丈夫だ、廊下でも床でもベッドでも私はどこででも寝れるからな」


鳴海さん?それどんどん環境よくなってるよ?


「はぁ、僕のベッド使っていいからさ今日だけだからね?泊まるのは」


「ありがとう!恩に着る」


「りんちゃーん!奈津ちゃんの家に回覧板届けに行ってきて!」


母さんの声が一階から聞こえて来る


「じゃあ僕は行って来るから適当にくつろいでて」


「あぁそうさせてもらう」

『バタン』


(しかし杉本くんの部屋少し汚れが見えるな・・・)


(そうだ、少し掃除をしてあげよう、勝手に泊まりにきてしまったしなその分少し働かねばな)


「あらりんちゃん、加奈ちゃんを部屋に置いてきちゃったの?」


「だって奈津の家には一緒に行けないだろ?」


「まぁ確かにそうね、加奈ちゃんのためにも早く帰ってきなさいね」


「そのつもりだよ」


『ガチャ』


〜約10分後〜


「ただいまー」


「おかえり〜」


「いや〜思った以上に話が盛り上がってしまったよ」


「そんなことよりりんちゃん!上ですごい物音がしてたわよ!」


「へ?」


『ドンドンドンドン!!』

勢いよく階段を駆け上がる僕


『ガチャ!!』

「鳴海さん!一体なにをして・・・。」


そこには、本棚が倒れ、机のうえや床にプリントやらゴミやらが散乱している


そしてその真ん中で気まずそうに正座している鳴海さんがいる


「え?強盗でも入ったの⁉︎」


「いや、掃除をしてあげようと思ってな」


「そ、掃除?掃除というより漁ったよね?宝探しでもしたの⁉︎」


「・・・その宝というか」


そう言うと彼女の左手には紐にくびられた僕の秘蔵コレクションが見える


「ちょっ!ちょっと!鳴海さん⁉︎なんでそれ見つけれたの?カムフラージュにカムフラージュを重ねて棚にしまって置いたんだけど⁉︎」


「べ、べつにあんたの為に漁ったわけじゃないんだからね!」


「求めてないよ⁉︎鳴海さんにツンデレなんて求めてないよ⁉︎ てゆうか、いま認めたよね⁉︎漁ったの認めたよね⁉︎」


「漁ったというより調査だ」


「調査?」


「あぁ君が健全な男子高校生かどうかの調査だ」


「で?その調査結果はどうだったの?」


「安心したよ。君は健全な男の子だ。後日調査結果とこのエロ本を証拠品としてクラスに掲示しよう!」


「させてたまるか!!おかしいだろ!なんでクラスに掲示する必要があるんだ!」


「まぁまぁこれでも食べて落ち着きたまえ」


そう言うと彼女は持っていた鞄から包み紙を出す


「なにこれ?クッキー?」


「あぁそうだ!私のお手製だ。ぜひ味わってくれたまえ」


「甘いものか・・・わかった頂くよ『ザクッザクッ』うん!外は砂糖でベタベタ!!中は卵の殻が入っててザクザクいってる!!これは」


「どうだ?まずいか?」


「まずいよ!その質問からしてまずいの知ってて食べさせただろ!」


「まずいか・・・私のなめこプリンを食べた両親もそう言っていたよ」


ーなめこプリン⁉︎絶対まずいでしょそれ!ー


「杉本くん、私は帰ることにするよ、すまないな迷惑かけて」


「その方がいいよきっと鳴海さんのお父さんお母さんも心配してるよ」


ハッキリ言ってこれ以上家に居られると、なにしでかすか分からないからな


ーーーーーーー


『ガチャ』

「おじゃましました」


「あれ?加奈ちゃんもう帰っちゃうの?」


「やはり、親が心配すると思いまして帰ることにしました」


「そうね、じゃあまた遊びに来てね!加奈ちゃん!」


「はい、また改めておじゃまします。

では、また明日学校で会おう、杉本くん」


「じゃあ明日学校で」


家に向かって歩き出した鳴海さんの後ろ姿を見て僕はあることを思い出した。



すかさず僕は心の中で唱える

『リセット!!!』と




ーーーーーーーーーー





では、また学校で会おう杉本くん」


『ガシッ!』


「どうした?杉本くん?」


「・・・やを」


「なんて言ってるのか分からないぞ?」



「部屋片付けてから帰れヤァァァァァ!!!」


その後鳴海さんと1時間かけて掃除をしました。




16話読んでくださりありがとうございます。



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