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プロローグ

はい、初めて書いてみました。

文章も下手で、設定も甘く、キャラもぶれぶれだと思いますが何卒よろしくお願いしますm(_ _)m

[天空界]

それは高位世界として全ての下位世界の頂点に位置し、全ての世界を正しい形に導くために下位世界に時には勇者として、王として、あるいは世界を救う名医として天空人を送り出し下位世界の均衡を保つためのものである。


「明日でついにお前らもこの天空学校を卒業し、下位世界へと旅立つことになる。今日はそのために最後の適正検査を行う。」


適正検査とは主に5つの検査に分けられ、それぞれ体力、魔力、筋力、敏捷、防御がある。

そのうち今日は魔力の検査を行う予定だ。

ちなみに僕は今までの検査全てE判定だ。評価はA〜Eまでとなっており、僕のそれは最低評価だ。


「おい羽賀、まずはお前からだ。どーせ魔力もE判定のゴミだろうが、いちをやってみろ。今回は特別に唯一神様に創造していただいた神話級であるこの水晶を使う。お前が微量でも魔力を持っていたら反応するだろう。」


「先生ー、いくら蓮が今まで全ての検査がE判定の天空界1の雑魚でもそーゆー言い方は良くないと思いますよー?」


そう言ったのは、このクラスの中心人物であり主人公的存在の天月 勇二だ。

天月くんは容姿端麗で女の子にモテモテ、さらに運動神経は抜群で、今までの全ての検査において天空界1位を誇っている天才だ。


くすくすとクラス中から笑い声が聞こえる。

そう、僕はクラスでいじめを受けていた。

無視されたり、物を取られたり、ボコボコにされたり、10歳のときに天空学校に入学して以来6年間ずっとだ。

原因は多分二つ、一つは僕の魔力もう一つは…


「れ、蓮くんはゴミでも雑魚でもないよ!先生も勇二くんも酷いよ!蓮くん気にせず魔力検査頑張ってね!」


白石 雫、彼女のせいだろう。 天月くんと対をなすまるで天使のような存在だ。僕ら天空人は神によって作り出された存在であり皆容姿は整っている。しかしその中でも圧倒的に可愛く、さらに魔力判定は常にA判定の全校生徒の憧れだ。

僕なんか相手にもされない高嶺の花だろう。しかし彼女は優しく、常に僕みたいなやつのことを気にかけ、話しかけてくれる。まぁそのせいで僕はより天月くん達に妬まれ、いじめがエスカレートしていったのは言うまでもないが。


「ありがとう白石さん、それじゃ先生検査お願いします。」


どうせ結果は見えているが、期待がないとは言えない。よし、ちょっといいところ見せてやるぞ。


「よし、じゃあこの水晶の上に手をかざせ。」


検査と言っても方法は簡単で、水晶の上に手をかざすだけで魔力を図ることができる。水晶の種類によって体力、筋力、敏捷、防御などの他の能力も測定可能だ。

僕が水晶に手をかざすと…

僕にあるはずのない魔力、それも黒い魔力が溢れ出した。あ、あれ?


「なっ!?この色は!?やめろ!手を離せ!」


これが本当の僕の力?ふっふっふ、闇の魔力に抱かれて消えろ!

バリィィィイイン

あっ…やっべ、消えちゃった。

しょ、しょうがないよね?初めての魔力で興奮してたんだもん。


「は、羽賀お前、魔力は無いんじゃなかったのか!?いつの間に、それもこんな禍々しい黒い魔力など。これでは他の奴らの魔力が測れないが…まぁいい、どうせお前らは同じ下位世界に転送する予定だからな。もう明日に備えて解散だ。」


なにかを考えるようにそう言って先生は出て行った。

…ちょっとまて、クラス全員同じ下位世界に転送!?う、嘘だろ、やっといじめっ子から逃げられると思ってたのに。


「蓮くん凄い!これがちゅうにりょく?」


白石さんどこでそんな言葉を覚えたんだ…?あ、僕か。みんな僕がこんなキャラだと思ってなかっただろ?くく残念だったな僕は数少ないカガクの発展した上位世界の地球が大好きだからニホンのオタク文化も大好きなのだ。ちなみに地球人のモデルは僕たち天空人なのである。


「雫ーそんな気味の悪い奴と話してないでもう帰ろー?」

「その通りです。明日はついに勇者として下位世界を救うため旅立つのですから。」


朝霧 結 、千堂 奏、どちらも白石さんに負けない容姿と能力を持つ白石さんの友達だ。それにしても相変わらず酷い言われようだな。


「もー、ゆいちゃんもかなでちゃんもそんな言い方ないでしょ?」


白石さんだけが優しい。天使だ。


「はいはい、もう帰るよー。」

「わー待って待ってー今行くよー、じゃあ蓮くんまた明日ね!」


「うん、また明日ね」


うーん白石さんがいるならクラス転移も悪く無い…かな?

確かニホンの物語に転移したらチート能力ゲットして超強くなる主人公もたくさんいたよね?よし、明日が楽しみだ。もう今日は帰ろっと。


浮かれ気分でクラスから出て行く蓮のことを憎悪のこもった目で見ていた天月は突然ニヤリと顔を歪めたのだった。



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