ゴールドラッシュ
ぐひゃああああんぐひいいいいいぎひいいいいぃいぐっいぐうううつぅおうぉオンうぉオン!!ヴェアアアアアァッばんチイチイいいぃばんチイチイいいぃっ!!!
チイチイの怒りから大竜巻が起こり暴風雨と稲妻が降りかかる。
「ぐあああっ!!」
フットが雷に撃たれた。
「ホイミ!フット大丈夫!?」
「痛て…おいお前が怒らせたんだろなんとかしろよ!」
「そう言われても…」
フットに詰められるもケタルは迷う。
言い方が間違えていたのかも知れない。
しかしチイチイにはどう言えば伝わったのかケタル自身わからなかった。
しかしこのままではパーティは全滅してしまう。
そんな時そんな時、空から一節の光がチイチイに降りかかった。
ビカーーーーーン!!
「「な、なんだ…?」」と二人。
そこには一人の若い女性が立っていた。
どう言うわけか機械仕掛けの翼を生やしていてやがてそれを畳む。
「あれ?ウチは…」
チイチイは正気を取り戻した。
「貴女は勇者?」
「いやウチは水川千恵、水川ファミリーの一員やねん」
3人は身構える。
「と言う事は極道!?」
千恵と名乗った女性は3人の警戒を解く。
「いやちゃうねん。ウチのもんがあんさん達に迷惑をかけた事を詫びに来たねん」
3人は警戒を解いた。
「貴女も勇者として参戦してくれるのですか?」
とフット。
「いやウチは勇者や無いから参戦は出来ん。その代わりこれをやるわ」
千恵は鍵を渡してきた。
「これは盗賊の鍵や。大したもんは開けれんけどな。お詫びの印や」
そう言って千恵は踵を返した。
「貴女は極道なのに何故?」とケタル。
「極道だからって悪い事ばかりする奴と思われたら困るな。ウチは極道でも義理堅い極道や」
千恵はこう言い残し夕日に照らされたまま背を向けて颯爽と歩いて行った。
ーーー
千恵によって落ち着きを取り戻したチイチイ。
ともあれ3人は冒険を続ける。
暫くの旅路でフット達はとある荒野に辿り着いた。
そこではゴールドラッシュが行われていた。
金銀財宝がたんまりあると言う事で男達がこぞってそこにやって来ているのだ。
「ここに金銀財宝があるらしいぞ!俺達も参加しようぜ!」
とフットが意気込む。
「駄目ですよ欲に目が眩んでは」とケタルが諌める。
「強敵を倒すのに武器や防具は強くないといけん。武器や防具は金が無いと買えん。と言うことはわかるな?」とチイチイまで意気込んでいるようで、こうケタルに諭す。
「うーんわかりました…」
ケタルは渋々納得した。
「早速やったるでい!」
フット達はそこで魔物狩りを始めた。
その荒野ではわらいぶくろと言う魔物が時に現れる。
そいつが他の魔物より沢山金を持ってるらしい。
しかしそいつは相手を混乱させたり撹乱させたりする呪文で相手を翻弄し、すぐに逃げる。
「くそっ逃すか!」
フットは剣を振るうがわらいぶくろは結局逃げてしまった。
「収穫はゼロか…」
フット達は身を切る思いまでして魔物狩りをしていたがわらいぶくろを倒す事が出来なかった。
その一方チイチイはその辺に金目の匂いを感じる。
犬だった時のカンがそこで発揮されるのだ。
「ん?この辺金目の匂いがするで」
そしてチイチイはいきなり手で地面を掘り出す。
「あわわチイチイさん素手で穴を掘って大丈夫なんですか!?」
「チイチイの可愛いお手てが傷ついちゃうぞ!」
と二人はチイチイを止めるもののチイチイの犬だった時の癖はなかなか直らず、ひたすら穴を掘る。
やがてチイチイは光り輝くものを手に握った。
「「おぉっ!?」」
フット達は期待に胸を躍らせる。
9ゴールドを手に入れた。
「たったの9ゴールドか…」とフットはがっかりする。
「何言ってんです穴掘りでこれだけ手に入れれたら上等です」
とケタルは言う。
「まあそう言う事もあるわ。穴掘りは疲れるさかい魔物退治でぼちぼちお金稼ぐ方がレベルアップにもなるし良いやろ」
とチイチイは結論づけた。




