ラーの鏡を取り戻せ!
街についたフット達はそれぞれに分かれて水川ファミリーの情報を集めに来ていたが聞くたびに人は逃げていった。
「水川ファミリー!?言ったら殺されるひえー!」
「アンタ水川ファミリーの名は出しちゃいけないよ!」
あるいは注意さえされる。
犬のチイチイも同じ野良犬に聞くと『おい水川ファミリーはヤバいやつだぞ。すまないが俺も命は惜しいんだ』と言って逃げていった。
『犬も逃げていくってなんて極道組織や』とチイチイも漏らした。
そんな時美女がフットに近づいてきた。
「ねえそこのお兄さん。私とぱふぱふしない?」
フットは思った。
(俺にも青春がキターーー!!ついていったってバチは当たらねえ、そうだろ瞬一さんっ)
「しますします!」
フットはララランと美女に誘われた。
そしてそして一応待ち合わせはしていて、時刻通りにケタルとチイチイはやってきた。
『良い情報は得られたか?』
「いや収穫はありません。しかしフットさん遅いですね」
『ほんまに、どっかで道草食っとんのとちゃうやろな?』
待てども待てどもフットはやって来なかった。
『いつまでも来んなんてアイツあれでも勇者か!』
「チイチイさん落ち着いてください」
チイチイはその時特技を覚えた。
『いぬのはな』
(そうや!ウチにはいぬのはなと言う特技を犬になってから覚えとったんや!そうやねんな明日香)
そしてチイチイはいぬのはなでフットの位置を探っていた。
一方のフットーーー
「どうだ俺のぱふぱふはよく効くだろう?」
フットは大柄の男からぱふぱふ攻撃を仕掛けられていた。
「くそっ騙しやがったなー!!」
そう、フットは水川ファミリーに捕まりぱふぱふと言う拷問を極道達に仕掛けられていた。
覆面をした筋肉質の男からぱふぱふ攻撃を散々受けるフット。
「ぐああ苦しい苦しい苦しい!」
「さあ吐け!お前はどうしてここを聞き回った!?」
フットは苦悶しながら思う。
(言えるわけねえやっつけに来ただなんて…)
フットお前それでも勇者か!?
そんな時そんな時「やめなさい!」と少年の声が轟いた。
あれは誰だ?誰だ?誰だ?あれはケタル、ケタルだ〜ケタルだ〜♪
『ウチも忘れんなや!』とチイチイまでやって来た。
「犬まで!お前ら俺達が水川ファミリーとわかっての狼藉か!」
「僕達は勇者だギラ!」
ケタルは呪文を発した。
しかしその男には効かなかった。
「なんだこんな下等呪文痛くも痒くもないわ!」
「こんないきなりで呪文が通じない敵と遭遇するとは!?」
そして男はケタルに殴りかかる。
「俺は若頭の水川緑よく覚えておくんだな!」
そして更に一人、もう一人と男が現れる。
「そしてそして俺は水川誠!」「水川聖夜!!」
「「皆揃って人呼んで水川極悪三人衆と呼ぶ!!」」
デデデーンと3人の男は決めポーズを取った。
「俺だって勇者だ石つぶて!!」
「あっはっは効かんな効かんな!!」
フットが反撃するがそれも跳ね除けてしまう水川ファミリー。
(くそっせめてウチが人間だったら…)
勇者チイチイも今は犬で吠えるか唸るか噛み付くくらいしか出来ず呪文も使えないときた。
『今のウチに出来るんはこれが限界や!』
そしてチイチイは遠吠えをした。
ワオーンワオーンワオーン!!
するとすると沢山の犬の軍勢が水川兄弟に噛みついてきた。
「うわー痛い痛い痛い!ラーの鏡は返すから許してくれー!」
そしてフット達はラーの鏡を取り戻した。




