悪霊の神々の軍勢
マドンが呪詛を唱えたかと思うと棺の箱が飛び出し、その中から悪霊の神々と言われた者達が蘇った形で勇者達の前に現れた。
「勇者達じゃあああぁねぇかあああああぅい!!会いたかったずぃええええええぇ!!!」
悪霊の神々達は目を光らせオーラを沸き立たせながら向かっていた。
一度死んだからか、顔には血色を失い、ツギハギで体を繋げたような者もいる。
ベリアルがケタルに斬りかかってきた。
キィン!!
辛うじてケタルは受け止める。
『貴様もはかぶさの剣を手に入れたか。しかしその剣を持ってもこの俺を倒す事は出来ぬ!!』
「必ず倒してやる!故郷を滅ぼしたお前を許してはおけない!」
ケタルとベリアルが接戦しだす。
「お兄ちゃん!!」ハーキが助太刀しようとすると後ろから掴まれた。
「こないだの続きをしましょうお嬢さん」
ハーキを掴んだのはニコニコの家族である友香だった。
「へへへ俺たちもいるぜ♪」とソディジーンが近づくが「この娘は私の獲物だから手を出しちゃダメよ!」
とあしらった。
「「なんだいなんだいつまんないの」」とソディジーン。
「馬鹿にしないで!私はもうこの前の私じゃないよ!」
「新しい装備を手にしたのね!しかししかし再び復活してもらった私に勝てるのかしら!?」
ハーキと友香が接戦を始める。
ーーー
「この野郎ーー!!」フットが向かうは友香の相棒のミツキ。
「お前と一度戦ってみたかったんだよね?お前この中じゃ一番強いんだろ?」
「いいともさ、後で吠え面かくなよ!!」
そんな所で火の玉がフットの足元に飛んできた。
「おかん!」「フット、貴方も悪霊の神々になりなさい」
フットは二人をいっぺんに戦わないとならない状況となった。
ーーー
更に更に、ニコニコはチイチイにブラッディナイフをチイチイに投げ出した。
剣でチイチイが弾く。
「今度こそ私が勝つわ勇者チイチイ」
「あれだけやられてもまだやられ足りないみたいやな!」
チイチイが向かい立つ。
そんなところそんなところ、ザラキが飛んできた。
「くっ!」チイチイは即死魔法を後方で飛び退く。
「のぞのぞ!」『今度の棺に入る事になるのはチイチイ達勇者のぞよ』
ーーー
ドカンドカンドカン!!
ミツキとフット母の猛攻がフットに降り注がれる。
「あちちち!おかん!!」
魔法を投げるのはフットの母親、フット母。拳で次々と攻撃を浴びせているのはミツキである。
『フット、貴方も悪霊の神々の一人になるのです!』
「お前がいると心強いんだがなぁ!」
ミツキとフット母は挑発。
「何度も言わせるな!俺は悪霊の神々なんかにならねえ!」
それぞれ勇者達は2体以上の悪霊の神々と相手をしなければならない状況に陥る。
ーーー
「きえええぇ!!!」ベリアルが矢継ぎ早に剣撃をケタルに放つ。
キィンキイン!!ケタルはそれを弾いていき攻撃の隙を伺うが中々隙が出来ない。
ベリアルはそれほど熟練された剣士だったのだ。
「ベギラゴン!!」ケタルが距離を離そうと呪文で払おうとした。
「マホカンタ!」「ぐわあっ!」
ケタルは自身の魔法で打ち返される。
「ふはは中々の腕前だったなケタルよ。マドンの死の灰さえ受けなければお前が勝っていただろう!」
ベリアルはそうケタルをこき下ろす。
「病気になんて僕は負けない…ぐはっ!」
ケタルが膝をつき血を吐く。
「勿体無い逸材だ貴様は…貴様も悪霊の神々となるのだ!」
ベリアルがこんな事をケタルに言い出した。
ーーー
カキィン!!大きな火花とともに女同士が撃ちあっている。
「腕を上げたようね勇者ハーキ!」
「私は精霊の塔でいっぱい修行してきた。だからいっでもやられっぱなしではいられないのよそりゃー!!」
ハーキは友香の剣を弾いた。
「ソディジーン!!」
「アイアイサー!!」
友香がやられそうになった所でソディジーンがやってきた。
「やっとお前を襲えるずいえええぇい!!!」
「ぐゃへへへへ覚悟は良いくあああぁい!!?」
ソディジーンの二人組がニタニタしながらハーキに襲いかかってきた。
ーーー
チイチイはニコニコだけで無くのぞのぞも相手しなければならない状況になり苦戦に陥る。
「おほほほほブラッディナイフ百連発よ!!」
「ザラキの大嵐のぞ!!」
チイチイはこれらを躱しまくるが難色を示す。
(くっ一人ならなんとかなったのにいっぺんに二人やとっ!!)
ーーー
そしてそしてフットもミツキの白兵戦とフット母の魔法攻撃に苦しめられている。
「ばくれつけん!!」「ライディン!!」
「うわあああぁ!!」二人の攻撃をいっぺんに受けフットは崩れた。
ーーー
そしてそしてハーキもソディジーンのコンビネーションに苦戦一方になる。
「お嬢ちゃあああぁん!!俺達とランデブーしなあああぃ!!?」
「誰がするもんか断空薙ぎ払い!!」
ハーキが撃つがソディジーンはそれを弾いてしまう。
(不利だわ…私一人では悪霊の神々3人の相手をいっぺんにするのは…)
ハーキもまた苦境に立たされる。
ーーー
そして残すケタルはベリアルのみでなく、自分の病とも戦っていた。
「ぐはぐはっ持て持てっ俺の体…」
ケタルは病魔とベリアルの猛攻に死にかける。
「ふははは終わりだな死ねい!!」
ベリアルは剣を振り下ろした。




