シンデレラ少女
ハーキは魔物に捕らえられ独房に押し込まれた。
「出して私をここから出して!!」ハーキは独房を叩きながら怒鳴る。
「うるさいガキだねぇ」すると間近くから女性の声がした。
「!!!」
見るとウェーブヘアの派手な感じの女性と意地の悪そうな男女がニヤけながらハーキを睨んでいた。
ウェーブヘアの女性はタバコを吐かせながらこう言う。
「アンタはこれからここで働いてもらうよ感謝しな。そしてそして私はニコニコ、そして二人はミツキと友香さ」
「アンタが新しい世話人かいじめ甲斐がありそうだぜ」
「可愛らしいお嬢さんねどういじめようかしら?」
若い男女はこう罵る。
「悪いけど私はお兄ちゃん達に会わなければならないの!」
ハーキはそう言って臨戦態勢を取る。
「思ったより強気そうなお嬢さんねかかってらっしゃい」ニコニコが指をクイクイとさせる。
(潤実さん私に力を貸して!)
『うん!』
「マヒャド!」そしてハーキは潤実から貰った呪文を放った。それは氷の刃で攻撃を与える呪文である。
「マホカンタ!」「きゃあぁ!」
ハーキは呪文を跳ね返され返り討ちに遭う。
「その程度かいさあミツキに友香!小娘の着てる生意気なドレス剥いぢまいな!」
「「アイアイサー!!」」
二人はハーキの水の羽衣を剥いでしまう。
「やめてこれは潤実さんの形見なの!!」
「ごちゃごちゃうるせえ!!」
ビリバリバリ!!衣装が剥ぎ取られ丸裸にされる。
「酷いよ酷いよグス…」
ハーキは体を隠しながら半べそをかく。
「代わりの服をやるよ友香のお古だけどねありがたいと思いなさい!」
ハーキは所々穴の空いた服を半ば乱暴に投げられる。
結局ニコニコ達には太刀打ち出来ずそこで働かされる事になった。
「そこ汚いよ!」「外の作業から始めなさいなんで中に入ろうとしてるの!」「清掃道具片付けなさい!」
罵られまくるハーキ。
「仕事遅すぎるわ何やってんの!?」
「くっ螺旋打ち!!」
ハーキは反撃しようとした。
「ブラッディナイフ!!」ニコニコのブラッディナイフで返り討ちにされる。
「生意気なガキね鞭で調教してやるわ!!」
「許して許して!」
バチンバチンバチン!!
ハーキは命乞いをさせられるまでに痛ぶられた。
そして一応部屋は与えられたが風が吹いて粗末な部屋だった。
そして頼りない布団にくるまるが何もないも同然で寒い思いをする。
あとミツキと友香の部屋も掃除する事になるのだが二人は下ネタで盛り上がっていた。
「あははあの女優アンアンとでかい声で言ってたなー!」「エロいってエロいって!」
下品な話を聞いて(やあねえ下品な話で盛り上がって…)と冷めた感じでハーキは聞いていたがミツキがハーキに絡みだす。
「なんだてめぇ耳をでっかくして聞いてやがったな!?」
「何も聞いていません!」
ハーキは反論するが「じゃあ何故そんな誘ってるような格好してるのよ!」と友香まで煽り出す。
「それはそれしか着るものが(つーか私の着てたものはアンタらが剥ぎ取ったんでしょうが!!)」
ハーキは顔を真っ赤にして反論。
「顔が真っ赤だぞやっぱりそっち系に興味があるっぽいな?澄ました顔をしてなんて女だ!」
「アンタ何気に興味あるんだろ?ショタが良いのかい?それともBLが好きなのかい?」
ハーキは「良い加減に!」と攻撃しようとすると逆に攻撃された。
「うっぐ…」「ふん弱いのに攻撃するからだ部屋は綺麗にしとけあと料理も作っておけ」
トモミツはこう言ってハーキをこき使った。
ハーキは啜り泣いた。やっぱりお兄ちゃんがいないと私は駄目だ…と。
「は…っ」ハーキはそこで気付いた。
お兄ちゃんは私がいないと駄目と思っていたが私こそお兄ちゃんがいないと駄目なのでは無いかと。
気付いたところでどうこう出来る事では無かったが。
助けてお兄ちゃん…チイチイ様…ハーキは夜空に向かってひたすら祈った。




