チイチイの猛省
「させねええええぇ!!!」
フットが突進し葵を突き倒す。
「くそっ!図に乗るなよ勇者風情が!ダークブレス!!」
「フット!キラキラボーンや!」
チイチイが特技のキラキラボーンでダークブレスを弾く。
「ありがとうございます!めいそう!!」
フットは瞑想で自身を回復させた。
「一気に畳みかけるで!」「いいですとも!!」
チイチイとフットが猛攻を仕掛ける。
「ギガデイン!!」葵がギガデインを放つ。
「きゃあぁ!」琴奈も攻撃に巻き込まれる。
と言うより敢えて受けてきたと言う感じだ。
「ね、姉さん…!」葵は攻撃を一旦やめる。
そして琴奈は傷ついた体で一歩一歩葵に近づいた。
「葵…ごめんね私がこうしてちゃんと受け止めていたら…」
そして琴奈は葵を抱き止めたまま気絶した。
「そ…そんな姉さん……くっ今回はここまでにしてやろうっ!」葵は姿を消した。
結局チイチイ達は葵を倒すどころか逃がしてしまった。
しかも琴奈を守りきれなかった事実は拭えなかった。
ーーー
「幸い急所は外れていたようだ。命に別状はない」
瞬一は見舞いに来たチイチイ達に言う。
「結局いち早くチイチイ父装備を揃えて奴らと対抗する力は得んとこのままじゃ…」
チイチイは絶望を覚えていた。
「幸い、其方達の活躍で勇者達が自滅する事件は瞬く間に消えていった。それは其方達の活躍があってこそじゃ元気を出せ!」
瞬一はチイチイ達を労う。
そんな時「琴奈ん大丈夫!?」と青年が駆けつけて来た。
「ミルキー殿下、琴奈君は眠っておられる。命に別状は無いのだそうだ」
「そうか良かった…」
ミルキーは安堵。
「ミルキーごめん、ウチらがもっと強かったら」
「ううん君達のせいじゃないよ。君達の活躍で勇者が自滅する回数は減っているから自信を持ちなよ」
チイチイ達を労うミルキー。
そしてチイチイ達は元いた所に戻る。
「すまん犯人は逃してしまった」
「でも命あっての物種です。ケタルお兄ちゃんの為に戦ってくれてありがとう…」
ハーキは礼を述べる。
「世界樹の葉は残ってるか?」
「少しずつ与えていてあと少ししか無いです…」
「なんとかやりくりせんとあかんな…」
やがてケタルの容態が快方に向かった。
「皆さん、そしてハーキ先程はすみませんでした」
「全くだ。相談も無しにいなくなっちゃうなんてよ!」
「お兄ちゃんはなまけものじゃないよ!寧ろ頑張りすぎなくらい!」
フットとハーキが口調を敢えて強めた。
「せやでケタルはん。あんな人格を否定するような事を言うのはチイチイ父や無いって事くらいはウチなら見破れてたわ」
とチイチイ。
「確かにチイチイ様なら見破りそうですね…」
とケタル。
「なんにせよこれ以上心配かけさせないでよ。同じような事を言われたらすぐに私達に言ってきて。文句言い返しに行ってあげるんだから!」
「そうするよ」
そしてチイチイ達は再びチイチイ父装備を揃えに旅を始めた。




