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性格システム

「ぐおぉマドン様から悪霊の神々の名を授かった俺達がぁ…」と言い残し崩れていくソディジーン。


悪霊の神々と聞き慣れない言葉を聞いたハーキは言葉を溢した。


「チイチイ様悪霊の神々って…」

チイチイは知っているのか首を縦に振った。


「魔王マドンが世界に悪影響をもたらすように遣わされた者達や。それを人々は悪霊の神々と呼んどる」

落ち着いた声でチイチイはこう言う。


「悪霊の神々とはどんな人達なんです?」とケタル。

「こないだ戦ったのぞのぞと言う女もそうやしソディジーンの変態野郎の二人組もその一味や」


「あいつらは他の魔物より手強かったぜ…」

フットも絶句。


「奴らと対等に渡り合う為にウチらはチイチイ父装備を探さなあかんのや。そしてそしてそれを装備出来る資格らしい「勇者免許証」も」


「免許証の申請めんどくさすぎじゃないの?なんでそんな事しなくちゃいけなくなったのよ」


「勇者が増えすぎたからな。ウチらも手を打たなあかんちゅうこった」


「あぁ…」ケタルが倒れかかった。

「お兄ちゃん!」ハーキが支えた。


「ソディジーンとの戦いで消耗したからな。宿屋見つけて泊まろうや」

そしてそしてチイチイ達は宿屋で泊まる事にする。


ーーー

ケタルは滝の流れる山のほとりのような場所に突っ立っていた。


そして目の前にチイチイ父が翼を羽ばたかせてやって来た。


「勇者ケタルよ。実は新たに「性格システム」を採用した」

「性格システムですって?」ケタルは唖然とした。


「性格によって勇者のステータスも変わる。そしてそして旅にも影響してくるのや」

「性格…ですか僕にも受けさせてください!」


そしてそしてケタルは性格判定をしてもらう。

「飯は残すほうか?」「赤になりかけの信号を走るほうか?」「貧乏ゆすりはするのか?」などなど。

チイチイ父の質問に淡々と答えて行く。


ーーー

そしてついにチイチイ父からのケタルの性格判定が言い渡される時が来た。


ケタルは思った。

(どうせしょうしんものとか何だろうな)と。


確かにケタルは小心者だ。使命感は人一倍強いがあまり強気にはなれない。


その事をハーキやフットから散々言われたことは記憶に古くはない。


「ジャカジャン!ケタルよ。お前は『なまけもの』と出た」

「な、なまけものですって!?」


なまけものと指摘されそれは小心者と言われるより深くケタルの心の傷を抉った。


「ふん、儂から見てもケタル、貴様はなまけものに見えたわ」

「な…何故僕がなまけものなのです!?」

動揺を隠せないケタル。


「何にしても努力が足りない。病気だと言って寝込んでしまう。どんなに誤魔化しても今の診断が動かぬ証拠となっていよう」


「怠け者を克服するにはどうしたら良いんですか!?」

「厳しい鍛錬、修行、仲間に頼らず一人でやり遂げる事じゃ」

チイチイ父は言った。

なんと残酷な創造主であろうか。


「話は終いじゃ。性格は変えられる。なんとかその怠け癖は治すことじゃな」

そう言いチイチイ父は姿を消した。


ーーー

他の勇者達も同じような夢を見たようだ。

証拠に仲間達も同じ悲鳴を出していた。


「何で私が「せけんしらず」なのよおおぉ!!」

「俺なんて「わがまま」だぜ?俺ってそんなにわがままなのかよ?」

「わがまま…そのとおりやんけ」

チイチイが突っ込む。


「チイチイ様!私はせけんしらずじゃありませんよね!?」

「そんな事を聞かれても…」

危機迫ったような表情で詰め寄られチイチイは返答に困る。


「それよりケタルはどうしたんや?」

「そう言えば…」


寝室に向かうがそこにもケタルはいなかった。


するとすると「おいアンタ無茶だってぇ!」「僕は勇者だだからだからそんな事くらい…」


ドカーーーーン!!

そして激しい物音が


「お、おい今の声ケタルじゃなかったか?」「お兄ちゃん!?」

そしてパーティは外に出る。


すると瓦礫に埋もれていたケタルの姿があった。



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