呪いの装備
チイチイ達のチイチイ父装備探索の旅はまだまだ続いていた。
そんな中でケタルはハーキと意味深な会話をしていた。
「ノーナさんの力?」
「うん、ノーナさんが僕に口付けした時不思議な力が流れてきたんだ。彼女が言うには呪いの装備も何も影響を受けずに出来るらしい」
そんな時「ぐわああぁ助けてくれ〜〜〜!!!」とカラスの鳴き声のような悲鳴が轟いた。
「フットさん!?」「何やってるのよあの人は!?」
フットを助けに行くケタル達。
駆けつけると二人の目に飛び込んできたのは大きな宝箱がフットを丸呑みにしようとしている光景だった。
「大変だフットさんがミミックに食べられている!」
「助けなきゃ助けなきゃ!!」
ケタルとハーキがフットの足首を掴み引っ張り上げる。
「痛い痛い痛い!!」
ところがミミックの口には鋭利な牙が生えておりフットはそれによって大ダメージを受ける。
そんな所にチイチイがやって来た。
「アンタら何してんねん!!」
「チイチイ様フットを助けてください!」
「おっしゃ任せとけ浪速ストレートぉ!!」
バチコーン!!
物凄い威力の拳でミミックはぶっ飛び、同時にフットの体も放り投げられる。
「ぐえっ!」フットは壁に打ち付けられその場に崩れた。
「大丈夫?ベホマ!」
ケタルはフットの傷を癒す。
「た、助かったぜ…あれこれは…?」
フットの目の前には何かかっこよさげな剣が落ちてあった。
それを見た途端フットの目はキランと輝く。
「おっこいつは強そうな武器だもーらい♪」
「フット不用心にそれを触るな!」
チイチイが止めようとするが既に遅くフットはそれを手に取ってしまった。
「何…?体が痺れて動かねえなんだこれ!?」
フットは呪いにかかってしまう。
「これは呪いの武器で魔王マドンが雑魚のモンスターに持たせて強化させてた武器や。その雑魚は死んだ人間か魔物でそいつらに呪いの装備を持たせてウチらをおそわせていたんや」
それを聞いたフットは超動揺。
「えぇ嫌だようぐぐ外れない…ぎゃあぁチイチイ助けてくれよぉ!!」
「えぇい騒ぐなじっとしとき!!」
チイチイがフットにシャナクをかけながら叱責。
シャナクのおかげでフットから呪いが解かれフットは一息ついた。
「なんて恐ろしい武器なんだ…」
「チイチイ様なんでも知ってるんですね」
フットが痺れる手にフーフーと息を吹きかけてハーキがチイチイに尊敬の目を向ける。
「当然やウチは先代も勇者をやっていてマドンを倒そうとしてたからな。経験の浅いアンタらと違うんや」
小さく可愛らしい容姿ながらこんな事を言うチイチイ。
「どうりで…美少女とは思えない威厳がありますな」
「こらこら二人してあまりウチを期待するな能力は今はケタルに持って行かれて使える呪文も限られてるねん」
二人してこう言われ顔を赤らめるチイチイ。
「俺は別に期待してないけどな」
「アンタはちょっとは期待せい!」
フットもフットで調子が良い。
「それにしても怖いね呪いの装備ですって…」
「うんでも…」
ケタルはノーナの言ってた事を思い出した。
『ノーナは元々呪いの装備をする事が出来るんだ。でもノーナはその力はいらないからケタルお兄ちゃんにあげる』
ケタルはその剣を装着してみせた。
「ケタルまで何考えてるねんシャナ「止めないでください!」
チイチイがシャナクをかけようとするのをケタルが止める。
「なんともない…?」とハーキ。
「やはりだ…ノーナさんのくれた力は本物「相変わらずお楽しみのようだなぁ?」
声がしたと思うといつぞやのソディジーンの二人グループがいた。
「ソディジーン!」とフット達。
「ふふふこの前のお礼参りに来たぜギガデイン!!」
ビカビカビカーン!!なんとソディがギガデインをぶっ放した。
「「ぐわあぁ!!」」フット達はダメージを受ける。
「まだ終わらねえぞギガスラ…」
キイン!!そんな所でケタルがそれを食い止める。
「それは破壊の剣!貴様呪いの装備をしてもなんともないのか!!」
「これはノーナさんの力だ…」
「ひゃははあのチビ助の力かじゃあ大した事なさそうだな!!」
ソディジーンが笑うがケタルはいつにもない険しい表情で二人を睨んだ。
「ノーナさんを馬鹿にするな!」
「お前あの女に惚れたのか?色ボケするんじゃねえ青二才!てめえから血祭りにあげてやる!!」
ソディジーンが襲いかかって来た。
「きゃあぁお兄ちゃあん!!」
ハーキが悲鳴をあげる。
「心配するな僕はやられやしない!剣の舞!!」
ケタルは剣の舞を放つ。
「ぐあああぁこの悪霊の神々の一員の俺達がぁ…!!」と言い残し二人は崩れた。
「凄いこれが破壊の剣の威力…」
ケタルはその剣の威力に身震いを覚えた。
「それよりお前本当に何ともないのか?」
とフットが聞く。
「ええノーナさんの力を貰っていますので」
ケタルはノーナの力を実感し清々しい様子を見せた。




