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強くなれ!

ケタルがまさかの怒りを放った。

それも味方に向けて。


「お兄ちゃん…」ハーキがショックを受けて涙ぐむ。

「おいそこまで言う事「待ちい」


フットが掴みかかろうとした時チイチイがそれを止めた。


「ウチはケタルの気持ちはわかる。ウチらは強くならんかったらあかん」

チイチイも捉えていた。『弱さは罪』と。


「ふははそれだよそれ!俺達は仲間割れを待っていたのだ!」

「最高だなソディよ仲間同士が傷つけ合う様を見るのはよおおおぉう!!」


ソディジーンが下衆に笑う。


「くそってめえら承知しねえぞ!!チイチイ様バイキルトを!」

「あぁバイキルト!!」

チイチイがフットにバイキルトをかけフットはそれを剣に乗せてソディジーンに斬り込む。


「渾身斬り!!」

「くっ痛え!」


うちの1人のジーンが崩れた。

「やるってえのか弱虫のくせに!」


そしてそしてケタルが覚醒の一撃をお見舞いした。

「もううんざりだ!ジゴスパーク!!」

ドアオオォン!!と言う爆発音とともにソディジーンはぶっ飛ばされた。


「ハァハァ…」

何とか敵を追い払うのには成功したがチイチイ達は自分達がまだまだ弱い事を実感した。


「このままじゃマドンに立ち向かえん…」

「それにこのままじゃお兄ちゃんが…」

ケタルも自分に負担をかけて命を削ってしまった。


ケタルは崩れる。

「お兄ちゃん!」そして瞬一がケタルを担ぎ上げた。


「よくやった勇者達。しかし相手も確実に力をつけている。後で話がある」

と言い残しケタルをベッドに預け、僧侶達に治療をさせた。


ーーー

「このままではマドンに立ち向かえん。しかしお前達は決して弱いわけではない」

瞬一はチイチイ、フット、ハーキを王室に呼びこう労った。


「しかし私達はソディジーンに立ち向かえず、お兄ちゃんに負担をかけてしまった…これで強いとしたら何が足りないと言うんですか!?」

とハーキは怒鳴った。


寧ろキツく叱ってくれた方が良かった。と言う心境があったハーキには。


「ハーキちゃん…」とフット。

そのやり場の無い怒りはフットの胸にも響いた。


瞬一はフウと息を吐き、言った。

「チイチイ父装備というものを知っているか?」


「チイチイ父装備!?」とフット達。


瞬一は「うむ」と頭を縦に振り続けた。

「かつてチイチイ父はその装備をして巨大な脅威から世界を救ったと言われる。チイチイ父装備があればきっとマドンを討ち果たせよう」


チイチイは若干悔しがった。

「なんでおとんは初めからそれを知らせてくれんかったんや」


瞬一はチイチイを諭す。

「チイチイはチイチイ父の娘じゃったな。チイチイ父は敢えてチイチイ父の装備を知らせなかったのじゃ」


「それは何故?」とフット。

「チイチイ父装備。それは大変危険な場所に隠しておる。勇者達の力量と団結力を確かめる為に…」

瞬一は言った。


「ウチらをわざと嫌がらせして力を試してみたいと…チイチイ父の考えそうな事や…」

とチイチイがクスクスと笑い出した。


「ちょっとチイチイ気でも触れたの?」とフット。

「馬鹿にするな!今すぐチイチイ父装備を揃えるで!さあ瞬一!チイチイ父装備のありかを教えろや今すぐ!」

とチイチイは瞬一に捲し立てはじめた。


「そう血迷うな。これを持つが良い」

と瞬一はチイチイに本を持たせた。


「チイチイ父装備のありかはその本に載せてある。あとはお前達だけで揃えるのじゃ」

瞬一はこう言い残しこれ以上は語らなかった。


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