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雨乞いの舞い

フット達は宿屋に泊まるがその時にケタルは夢を見る。

チイチイ父が現れケタルに告げる夢を。、


「チイチイ父様!!」

『ケタルよ。次はイマゴアの村へ行くのじゃ。そこで人は雨を求めておる。ちょうど水の羽衣を手に入れた所やろ?』

チイチイ父は少しだけ声を高らめた。


「はい」ケタルは息を呑みながら返事。

『やとすると丁度良え。雨が降らんで困っとる村人を救ってやってくれ』

「わかりましたチイチイ父様!」

ケタルは深々と頭を下げた。


それからケタルは夢から醒める。


「イマゴアの村…水の羽衣…僕ら勇者は導かれてるんだ…世界を救う運命に…」

夢から覚めたばかりながら拳に力が入った。


そしてチイチイ、ハーキが広場に、そこにはとうにケタルがやってきていてぶつぶつと独り言を言っていた。


「わっ!!」「わぁっびっくりした!!」

後ろから突然ハーキがケタルの背中を押しながら耳元で叫んでみせた。


ケタルは飛び上がり焦っている様子を見てハーキは笑う。


「あっはっは!」「ハーキ趣味悪いなぁ」

チイチイが呆れながらハーキに突っ込む。


「どうしたん真剣に悩んどるみたいやけど」

チイチイがケタルを覗き込む。

「夢で見たんです。イマゴアを救えと」

とケタルは真顔になる。


「イマゴアって飢饉で大変になってるらしいわね」

「やねんな。災害も起こったばかりやし餓死者も出てるみたいやで」

流石女性は情報通のようだ。


それにしても随分フットが遅い。

「しかしフットの奴遅いな。ウチ起こしに行ってくるわ」

とチイチイがフットを起こしにいった。


「真逆ねフットさんとお兄ちゃん」

「あのマイペースさ少しは分けてほしいよ」

ニコニコ顔でハーキが声を溢しケタルは声を落としながらため息をつく。


するとーーー

ブオオオオォ〜!!と風が途端に強くなったかと思うと突然ケタル達は暴風に身を投げられた。


「チイチイ様が歩く災害なの忘れてたああっ!!!」

ーーー

「おお勇者達よ死んでしまうとはふがいない!」

教会の神父に叱られフット達は教会から出る。


ともあれ次の目的地はイマゴアとなったようだ。

船で進み新しい敵と戦い経験値を得ていく。


ーーー

イマゴアは飢餓と旱魃かんばつで全滅しかかっていた。


「勇者達…勇者達は現れぬものか…」

人々は雨乞いをしながら雨を祈っていたが雨は降って来ず弱り果てていた。


雨が降らないと作物が実らない。飲める水も無くなる。

そんな時に勇者達が現れたのだ。


「おお勇者達…」「伝説は誠であった…!」

人々が歓喜しながらフット達にすがる。


「勇者様村をお救いください!」

「わかりました僕達はその為にきました」

ケタルは真剣に人の悩みを聞く。


「体が弱いのに無理したら駄目だよ」

「勇者に弱音は吐いてはいられないよ」


ハーキが後ろから心配の声を落とすがケタルは自分も勇者だからと譲らなかった。


そんな時もフットはSwitchで遊んでいる。

「フットSwitchしとらんとケタル助けたり」

「待ってよ良い所なんだから」


そんな時ケタルが立ちくらみを覚え倒れる。


「ああほらまた!後は私達がなんとかするわ」

「ごめん…」

騒動を聞きつけるフット達。と言うよりチイチイにフットが無理矢理引っ張られてきた形だが。


「おお其方の着ている衣装は水の羽衣では!?」

老人がハーキを見るや目を輝かせた。

「はいでもそれがどうしたんですか?」

首を傾げるハーキ。


「やはり…祭壇の上で雨乞いの舞を舞えば天は応えてくれるはずさぁっ!」


そしてハーキは祭壇の上で立たされる事になる。

「舞えば良いのねよし!」

ハーキは意志を固め、舞い出した。



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