マリンベルランド
とりあえず一行はマリンベルランドを目指す事にした。
海底にもやはり魔物はいてフット達に襲いかかる。
「俺は人魚達に会いにいくんだ!ぶんまわし!!」
ドカドカドカンドカンドカン!!
「いつにもなく気合い入っとるなフット」
「はぁはぁ人魚達が俺を待っている!」
フットは魔物からの攻撃なのか、それとも人魚姿の美女を妄想してか、鼻血を垂らしている。
「つるぎのまい!!」ケタルも見事な剣捌きを見せる。
「お兄ちゃんも興奮してるよ」「うるさいっ」
ハーキの煽りにケタルは反論するがやはりケタルも鼻血を垂らしていた。
潜水艦でマリンベルランドを目指しながらこうして経験値を上げていく一行。
やがて街らしきものが見えてきた。
巨大な貝殻、珊瑚礁のような建築物にライトまで灯っており大変綺麗だ。
「うわぁ綺麗だね!」
「あれがマリンベルランドみたいやな」
無邪気に喜ぶハーキに澄ました様子で言うチイチイ。
そんな時鮫と人を融合させたような屈強そうな男達に囲まれる。
「なんだ魔物か!?」
「我らは人魚族だ。ここに何しに来た」
「え…人魚…?」
想像していた人魚と大きく期待が外れてしまった。
「誰だよ人魚の上半身が半裸の美女なんて言ったやつはーーーーぁっ!??」
フットは阿鼻叫喚を上げる。
ケタルも言葉に出してはいないがフットと同じように考えていて心の中で喚いていた。
「なんだこいつら?」「さあ?」
人魚族の男達は変な奴らと囁き合う。
チイチイが前に出て言った。
「奴らは気にせんといて。ウチらは聖なる織り機を探しに来たねん。ここにある?」
「あぁ綺麗な織り機だと思って持って来た。それは懸賞品として戦いの賞品として贈られる織り機として飾ってある」
「戦い!?」
人魚族の賞品として飾られてある賞品だって!?
チイチイは人魚と交渉を続けている。
「聖なる織り機は地上におる人の大事なものやねん。返したって」
「そう言って騙して盗もうと言う魂胆か?」
人魚族はチイチイ達を疑う。
「そっちが盗んだくせに」「こらハーキ!」
ハーキがボソリと吐くのを強く制止するケタル。
「それなら戦いの勝者であるイーダ様と相談しな。俺達にはどうしようも出来ない事柄なんでな」
そう言って人魚達は道を通した。
そして一行はイーダと言う男を探す事にする。
「イーダって聞いたことある名前だな?」
「イーダなんて名前はよくあるから気にする事もないんじゃない?」
マリンベルランドの街を周りイーダと言う男に会いにいく。
「あれか?」
紫色の巨大な貝殻と赤の珊瑚を見かけて中に入るフット達。
待ち構えていたのはフットもよく知る人物だった。
「イーダお前なんでここにいる!?」
「フット君か。ここに拉致されてね。居てみたら居心地よくてここに住む事にしたのだよ」
まさかマリンベルランドにイーダがいたとは思わず絶句するフット。
そんなイーダは隣の青年に目が映った。
「どうしたんですか…?」とケタルが聞く間に後ろに回り込んでケタルの体を弄る。
「ふふふ君は僕の好みの少年だ♪中性的な体ときめ細かい肌が溜まらないはぁ…♪」
「や、やめてくださいっ!僕は童貞ですよっ!」
「良いじゃないか減るものじゃないし…」
イーダは息を荒くしてケタルを襲う。ケタルはしまいには半べそをかきだした。
「おいやめろ!」そこでフットが止める。
「ちょっなんで服脱ぐねん!?」「きゃあっ!?」
チイチイとハーキが騒ぐ。
「ぱふぱふなら俺が受けてやる!」フットは熱い眼差しで放った。
「ぱふぱふ対戦かい?良いだろう」
「おう、俺が勝ったら聖なる織り機は俺達のもんだ」
「面白いね勝負と行こうか♪」
「なんでこの流れになるねん…」「ひっくひっく…」
チイチイとハーキが絶句する中ケタルは童貞を奪われてしくしく泣いていた。




