チイチイとの二人旅
ケタルが倒れてフットとチイチイは二人きりになる。
そこでフットは妄想する。
(これでチイチイと二人きりだ!そこでこのまま魔王マドンを倒せれば俺はこのままチイチイと…)
そんな時チイチイがフットを現実に引き戻す。
「ケタルを助けるんやで、わかっとるな?」
「わかってますわかってます♪」
フットはそう言うがあまり真剣さが見られない。
(本当にわかっとんのやろか?)とチイチイは訝しむ。
とそこで魔物が。
「魔物だ!チイチイ姫はこのフットがお守りいたします!」
「誰が姫やイオ!」
チイチイはイオと言う呪文を唱え敵全体にダメージを与える。
しかし魔物は強力になっていて手応えが感じられない。
「ぐあっ!」フットやられる。
「大丈夫か?ベホイミ!」
チイチイがフットを治療。
「チイチイに手当してもらえるなんて天国だ。なんて言ってる場合じゃないなっ」
襲ってくる魔物の群れ。
戦っているうちにレベルアップし、フットにインスピレーションが働いた。
フットは新たにトルネードと言う技を覚える。
それは自らの体を竜巻の如く回転させて数多くの敵を倒す技。
フットはフットトルネードを試みた。
ドカンドカンドカン!!
魔物は一掃された。
「どうだ呪文が使えなくても呪文以上の特技を俺は使えるんだ!」
フットは拳に力を入れた。
(よおっしこれで俺は二人きりで魔王マドンを倒してエンディングまで辿り着いてやるぞ!)
とフットの目論み。
魔物は強くなっているがこれで大丈夫なのだろうか?
ーーーと冒険を続けフットとチイチイはペルポと言う街へやってきた。
そこは魔物から身を守る為に地下に作られた街だった。
フットとチイチイはそこで武器防具の店にて強い装備を新調しようと訪れる。
そこでチイチイは一際輝くコートに目を奪われる。
それはミンクのコート。
高貴で防御力の高い逸材だがその値段は65000ゴールドと高い。
「フットウチこれが欲しい!」
チイチイがフットに強請りだす。
「65000ゴールド!?高過ぎやしませんかっ!?」
「ウチはこれが欲しい欲しい欲しいんや!!」
するとチイチイの足元から風が吹き始めそれが強くなり、チイチイのおかっぱの髪まで逆立つ。
「ウチはこれが欲しいんやーーーー!!!」
(や、やばいぞこれは…っ)
チイチイが怒りに歯止めがかからなくなると大災害をたちまち起こし出す。
そうなると教会に戻されてゴールドも半分に減らされる。
こうなったら元も子もない。
フットは必死にチイチイを宥めた。
「貯めます貯めますそしてそしてミンクのコートも買います!だから抑えて抑えて!!」
そこでチイチイは元に戻る。
「頼んだでフットあんさんが頼りや」
『あんさんが頼りやあんさんが頼りやあんさんが…』
フットはチイチイの言った言葉をエコーのようにじんわりと聞き入れる。
「わかりましたこのフット王子!チイチイ姫の為になんとしてもミンクのコートを手に入れましょう!!」
と拳に力を入れた。
「お客さんも大変だねとりあえずこの店が取り壊されそうにならずに済んで良かったよ….」
「すみませんすみません」
少しチイチイを怒らせると災害が起こるから大変だ。
とにかく目標はミンクのコートを買う為にお金を稼がねば。
とフットは魔物狩りに勤しむ事となった。




