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大きな声と小さな声(ラー名家の滅亡へ…)

ここは社交場。ラーの名家の者がいたがその家は跡取りになやんでいた。


その父は息子のラウに言った。

「お前は消極的で気が小さいが故に女性に声もかけられないようでは無いか。これではラー名家も終わりだ!今から社交場に行って女の子一人でも手に入れて来い!」


父親はそうラウに激昂。

ラウは自閉症を患っており人前に出るだけで動悸が出てしまう体質を持っている。


跡取りを得るには誰かと結婚するのは必要だがその結婚も異性を見つけないと結婚は出来ない。


世継ぎの子供も生まれない。それはラー名家にとって痛手であった。


ラウは一人息子だったが無理矢理社交場に行かされる。

「こんな僕で大丈夫なのだろうか…?」

ラウは心臓が押しつぶされそうな思いになりながら社交場に足を踏み入れる。


中は賑やかで煌びやかなドレスをした若い女性、そしてハンサムな男性が大勢いる。


その派手な様相の社交場に早くも怖気ついてしまうラウ。


ラウはその時点で怖気づいてなかなか動けないでいた。


別に別に、大きな声の男が会場に轟いた


「がっはっは良いね良いね!これぞ俺の独壇場ってやつだ!」


その男は見るからに堂々としていてオラオラ系な感じがした。


ドカドカと渡り歩き人がいたら「どけ」と払い除けてしまう。

さてさて社交界がはじまる。


小さな声の男はここは自分の来るような場所では無いのでは無いかと思い始めた。


(頓服家に置き忘れてしまった…これが無いと不安なのに…)


精神疾患を患っていたその男は薬を必要としていたがそれが無いとフラッシュバックで心臓が潰れそうになり、呼吸困難に陥いる。


女性達は囁き合った。


「なにあれ気持ち悪い…」「薬でラリってんじゃないかしら…」


実際は薬でラリってるんじゃなくただ頼りにする必要のある薬がないだけだった。


一方大きな声の男は「やあやあ俺様がお通りだぁい!」とドカドカと突き進んできた。


小さな声の男はその大きな声の男に踏み潰されてしまう。


ブギュッと音がなりボキボキボキとラウの体の組織は次々と潰されていき、息の根が止まった。


「まあ大きな男かっこいいわ!」「害虫やっつけてくれてありがとう!」


女性達はおおいに感謝!


「あっはっはそうかそうか!お前達俺についてこい!」

「「よろこんで♪」」


そして大きな男は足元に立派な鏡を見つけて拾い上げる。


「こりゃラーの鏡じゃないか!俺の日頃の行いが良いからお天道様がご褒美をくれたんだな?そうだなお嬢ちゃん達♪」


「「はいそうでございます!!」」

すっかり大きな男の迫力の虜になってしまった女性達は目をハートにして全員してハモった。


こうして大きな男はラーの鏡を抱え女性達をはべらせ自身の屋敷に連れ帰った。


一方絶命したラウは『許すまじ…もうこの社交場を毒の沼地に染め上げ、未来永劫呪ってやる…!』


それから数百年もの間毒の沼地に染まってしまった社交場は誰にも近寄られなくなり、そこに不気味に佇む事となった。

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