冷静たる怒り
「憤怒」は今まで使ってこなかった力を使う、、
すると、「憤怒」はまるで別人かのようにクライオスに攻撃を仕掛ける、、
しかし、クライオスは冷静に分析する、、
だが、「憤怒」はクライオスの分析を聞き新たな魔術を使う、、
それがクライオスの本能を刺激した、、、
「憤怒」は怒りの理性に身を沈める、、、
それは、「七絶」になってから、、「憤怒」になってから今の今までい決して行ってこなかったこと、、
「、、自身の力の「拒否」か、、それはどういったことなんだろうな、、」
「さぁ?私も初めて見るわ、、「七絶」になってから「憤怒」は一回も怒りに由来する魔術を使ってこなかったから、、」
「そうか、、なら、、お手並みはい、、」
クライオスが構えをとろうとした瞬間には後ろに飛ばされていた、、
それは、クライオスにとって初めての後退であった、、
「、、っ!?い、、いつの間に!!」
「はぁ、、ふざけやがって、、」
「おや、、怒りという割には理性があるのかな?」
「当たり前だろうが!!怒りって言ってもただ暴れるばっかりじゃあ、、意味がねぇ!!冷静な怒りが一番強いんだよ!!」
「そうか、、お前の怒りはそれか、、面白いな!!」
「まぁ、、楽しむ前に死ぬけどな!!」
「憤怒」がそういうとクライオスの背後に回る、、
「あはは!!俺の後ろに回るか!!」
クライオスは後ろを向く、、しかし「憤怒」はすでにクライオスの前にいて、クライオスを殴り飛ばす、、
「ほらよ!!お返しだ!!」
「、、っ!!ははは!!楽しいな!!「憤怒」!!今までの自分を否定することによる怒りだけでここまでか!!だが、、」
クライオスが吹き飛ばされながら言葉をこぼす、、
すると、その言葉がまるできっかけかのように「憤怒」の体が悲鳴を上げる、、
「、、ちっ!!さすがにか、、」
「やっぱりね、「憤怒」、、君のその「拒否」は自分の命を削る行為、、身体能力の限界突破、魔術の使用を捨て身体強化に魔力を回すなど完全近接特化に変わる、、それが今の君だね?でもそれ相応の対価がある、、それは「自身の身体が完全に壊れるまで」、、今のまま行けばもって10分と言ったところかな?」
「、、そこまで詳しく分析されるとはな、、だが当たりだ、、そして時間も大体あってる、、だがお前の誤算は俺が魔術を使えないと思ってることだ!!「千錬魔術」!!「獅子の小手」!!」
「、、そうか、、魔術まで変わるのか、、」
「あぁ、、行くぞ!!」
「憤怒」が自身の変化した魔術で作り出した「獅子の小手」、、
それを用いてクライオスに向かって行く、、
そして、クライオスに振りかぶり、、クライオスはそれを避け、「憤怒」の拳は地面に当たる、、
すると、地面がまるで獅子の牙で砕かれたかのように削れる、、
「、、すごい威力だな、、」
「そうだろ!!「獅子の小手」、、王を称する獣の力を閉じ込め、当たった対象を砕き削る!!それがこの小手だ!!」
「、、そうか、、今のお前が使る魔術は「創造」か、、随分と面倒だな、、」
「ありがとうよ!!「千錬魔術」!!「帝冷の槍」!!」
「憤怒」が次に創造したのは冷気を纏った槍、、
その冷気は周囲にあるもの、触れたものを凍らす、、、
「ほらよ!!これはちょっとしたプレゼントだ!!」
「憤怒」はその槍を投げる、、
「、、、、、、、、」
「避けてもいいんだぜ!!「千錬魔術」!!「太陽の弓」!!選べよ!!「無敗」!!凍るか!焼かれるか!」
「憤怒」はそう叫ぶと灼熱の矢を放つ、、
しかし、クライオスは笑った、、
「ふ、、あははははは!!やっぱり戦いはこうじゃなくっちゃな!?」
クライオスは笑い叫びながら天を向く、、
すると、冷気を纏った槍、灼熱の矢はまるで最初からなかったかのように消えた、、
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この作品は不定期です。