光の命
スリエスと神との戦いが始まった、、
二人とも、この世界の頂点に君臨するほどの強者、、
そんな二人であっても、攻撃には大きな差があった、、
神は神器を振るい、、
スリエスは、、
スリエスと神の戦いが始まった、、
神が今まで戦っていたのはアイエリスであった、、
「、、スリエス、、お前はやはり無情なんだな、、」
「私は、無情ではない、悲しみも、怒りも、喜びもある、、私は人間であり、取捨選択を常に迫られていた王なのですから、、今もその選択をしたまで。」
「そうか、、」
神がスリエスの答えに呼応するように、攻撃を仕掛ける、、
しかし、スリエスはその攻撃に光の槍を当て相殺する。
「、、いきなり攻撃なんて、、神がらしくもない不意打ちを、、」
「戦いだぞ?神だろうが、人だろうが関係がない。私は勝つためなら、不意打ちも卑怯もやる。だから、私はお前を殺せたのだよ?真正面から正々堂々やるなら、、お前は私より強いからな。」
「そうか、、神からそんな評価をもらえるなら、、鍛えた甲斐があるってもの、、ね!!」
スリエスが、光を槍の形に神に向かって投げる、、
しかし、神はその光の槍を片手で受け止める、、
次の瞬間、スリエスは神の横に来て、拳を神に向ける、、
「ほぉ、、光の槍での物理攻撃と光源による目くらましで、私の横まで接近し、私に拳を叩きこむことが本来の目的か、、素晴らしいな、、」
「あっそう!!」
スリエスの拳が神に当たる直前、、
神の姿がおぼろとなり、スリエスの拳が空を切る、、
「、、っ!?」
「私が、、「称号」を作ったのだよ?ならば、かつて「称号」を持っていたものたちの技術も模倣できる。」
「なるほどね、、今のおぼろは「鬼霧」の技術だったわね、、」
「その通り、、そうだね、、まぁ、私自身に「称号」をつけるというならば、、「変幻自在」、、「何者にもなれる存在」と言った所かな?」
「、、全く、、うらやましいね!!」
スリエスが口角を上げながら、光の矢を無数に自身の背後に出現させる、、
しかし、神はその光景を見ても冷静に対処を始める、、
スリエスが光の矢を神に向け、一斉発射する、、
だが、神はその光の矢に対して、無数の星を降らし光の矢に当て相殺していく、、
「星か!!ならばこれはどうだ!?」
スリエスは、光の矢を降らしながら、光の槍を自身の手に顕現させ、力いっぱい神に向け投げつける、、
その速度は、光の矢を速度を軽々と超え、神に向かって行く、、
「、、っ!?早いな!?」
神はそんな軽口をたたきながらその槍を躱す、、
そして、神は槍を躱したと同時に弓を引いていた、、
それは、星の力を込めた矢を放つための光星の弓であった、、
「そんな早い槍を投げるなら、、私もそれと同様の速度で返すよ。」
すると、神の放った矢は、神の手を離れた数秒後にスリエスの眼前に来ていた、、
しかし、スリエスもその矢を躱す、、
「、、ちっ!!それが、あんたが使う、、「光星の弓」、、星々の力を弓の形に閉じ込めた神器、、全く、、理不尽にもほどがあるな、、」
スリエスは矢を躱したことにより、重心が傾いていた、、
そんな隙を神が見逃すはずがなく、、光星の弓からもう一射放っていた、、
だが、スリエスはその攻撃を目でとらえていた、、
スリエスはその攻撃を光の盾で防いでいた、、
「、、前も戦った時に思っていたのだが、、ただ、光を操っているだけなのにどうして、神器の力に耐えられるんだ?」
「、、忘れた?私の「称号」、、「創光森羅」は光を作り出すと同時に、自分の体も光にできる、、つまり、あんたの攻撃を防いだこれも、あんたに対して攻撃を行っている攻撃も、、私の体の一部であり、そうではないものなんだよ。」
「なるほどな、、自身の体の一部という「事実」があるゆえに、ただの光であっても神器に拮抗できるということか、、」
「まぁ、、神とやり合うってのに、命張れないようじゃ、、あんたのことは殺せないでしょ?」
スリエスが放っていた光は、スリエスの覚悟の光であった、、
その光、一つ一つが神に届く攻撃、、しかし、それは同時にスリエス自身を削っていく攻撃、、
神は、それを知りながら、躱し、攻撃を続けていく、、
お読みいただきありがとうございます。
誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。
高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。
この作品は不定期です。