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もう一つの「称号」

「無情」にもう一つの「称号」があることを「無敵」は見抜く、、

しかし、「無情」も「無敵」もその称号を認識することはできなかった、、

それは「無敵」との戦いでは認識できるまでに達していないことを現したいた、、

「無敵」が「無情」に最後の攻撃を仕掛けようとする、、

「命闇」が邪魔をし、本来の「称号」を発する、、

そして現れる者は、、

「無情」はもう一つ「称号」を持っていた、、

しかし、「無情」はその「称号」を認識することはできなかった、、

それは「無敵」との戦いでは認識できない「称号」であったのだ、、


「、、我との戦いを経ても、、その「称号」はどうやら認識できないようだ、、全く、、どういった「称号」なんだろうな、、」


「無敵」のその強さはまさに”最強”にふさわしいほどの強さ、、

そんな奴との戦いを経てもその「称号」を認識できない、、それが示すことは、、「無の称号」よりもさらに格上、、「万物の称号」かそれと同格の「称号」、、


「、、私には力がない、、貴方に勝てる力も存在しない、、でも、私はあなたとの戦いを皆から託された意思とこの刀に託された思いによって戦ってきた、、でも、、それも限界、、私はいっつもそう、、負けることを許されなくても、倒れることを許されなくても、、私は、、誰かに勝つことができない、、本当に、、私は、、私が嫌いになる、、」


「無情」が弱音を吐く、、

それを聞いた「無敵」はため息を吐いた、、


「はぁ、、もう黙れ、、お前のそんな弱音は聞きたくもないは、、お前の託されたその刀は「無法」アムリス・レジィが持っていた「幻刀 無天幻想」、、確かにその刀なら俺に当たるかもな、、でも、、使い手が悪かったな、、アムリスやクライオスであれば我に傷をつけられたかもな、、まぁ、、我が作り直す世界でぜひ、、つつましく暮らしてくれたまえ、、」


「無敵」が「無情」に対して最後の攻撃を仕掛けようとする、、

すると、、「無情」の周りを闇が囲う、、

その闇は「命闇」の闇であった、、


「、、どうして、、邪魔をするんだ?お前のような、、弱者が。」


「、、、我が主からの命令ですので、、」


「、、?”我が主”?お前の主は皇帝だろ?だが、、その皇帝はもう死んでしまっているだろ?」


「えぇ、、「命闇」であった時の主は確かに皇帝、、でも人が闇を操れると思う?」


「、、まぁ、、無理だろうな、、それこそ、、”神の使い”か”悪魔”かだな、、根源を操るにはその性質と特性を知らならければならない、、だが、人が根源を知ることは不可能に近いな。それは人が無意識にあるものと認識しているからな。それで、、お前は誰だ?」


「、、まぁ、、ここにはもう、、「無敗」も「無敵」、、それに「月曲」がいないからもういいか、、私は「深淵」、、この世界の神に使える、、”神官”にして、、根源たる”闇”を操る魔法師です。」


「、、なるほど、、なるほどな!!道理で「月曲」に大人しく連れてこられるわけだ!!お前なら簡単に「月曲」を殺せるからな!!」


「、、貴方の質問に答えることは致しません、、一分ほどお待ちを、、もうすぐ”我が主”が来ますので。」


「そうか、、ならば、その間だけでもいいから答えろ、、お前はどうして「命闇」と名乗っていた?「称号」の隠蔽や改ざんはできないはずだが?」


「、、?私を誰だと思っているのですか?私は”神官”ですよ?この世の神に仕えているのにどうして「称号」を操れないと思っているのですか?」


「そうか、、なるほどな。」


「無敵」が納得をしていると、、「深淵」の横の空間がゆがみ、扉のように開いた、、

すると、「深淵」が片膝を着く、、


「お待ちしておりました。”我が主”よ。」


「、、あぁ、「無情」の保護、、ご苦労。もう闇はいい。」


「かしこまりました。」


そうして「無情」の周りを囲っていた闇が晴れる、、

すると「無情」が驚きの表情を表しながら言葉を発する、、


「い、、いきなり何なの!?目の前がいきなり暗くなったと思ったら!!音も感覚も何もなくなって、、そして、、いきなり晴れて、、何なの!?」


そんな「無情」を無視するかのように”我が主”と呼ばれるものが話を始める、、


「初めまして。私はこの世を作った”神”です。」


「か、、神?」


「えぇ、貴方のことは嫁として迎えに来ました。さぁ行きましょう?」


「は?な、、何言って、、」


「おや?あなたは「万物の称号」を持っているではありませんか?いや、、正確に言えば「万物の称号」と同等の「称号」、、「森羅の称号」を持っていますよね?」


「そ、、そんなもの、、」


「あぁ、まだその「称号」を認識できてないのですね。まぁ無理もないでしょう。そのような「称号」は神の関係者か、神と相対することでしか認識できませんからね。では、、まずはその「称号」を認識いたしましょう。」


神がそういうと「無情」に手を近づける、、

すると「無情」の体が光りだす、、


「さぁ、これで認識できますかね?」


「、、し、、「森羅の称号」、、「創光森羅」、、「あらゆる光を作り出し自由自在に操り、自身すらも光にできる」、、こ、、これが私のもう一つの「称号」?」


「無情」が持っていたもう一つの「称号」、、

それを認識した「無情」を見て、神がほほ笑み声をかける、、


「どうですか?新しい「称号」は?それにしても「森羅の称号」ですか。久しぶりに見ましたね、、その「称号」が確認されたのは、、もう三百年も前ですかね?その者は今では「英傑女王」なんて呼ばれていたはずですが、、まぁいいでしょう。さぁ。」


神が手を差し伸べる、、

しかし、「無情」はその手に反応することはなかった、、

それに違和感を覚えた神は少しだけ考える、、

だが、その隙が、、本来の「無情」を呼び起こした、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。

高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。

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