死者は生者を
アムリスと「無敵」が衝突する、、
そして、「無敵」が初めて笑う、、
だが、アムリスと「無敵」とでは力の差は歴然、、
しかし、アムリスもただではやられない、、
そして、「無敵」に初めてまともな攻撃を与えたのは、、
「無敵」とアムリスが衝突し、空間を揺らした、、
それを目の当たりした「無敵」が初めて笑みを出す、、
「ははは!!私の攻撃を真正面から受け止められるか!!「無法」!!」
「、、、っ!!軽口をたたくな!!」
アムリスが怒りを込めた口調で「無敵」を押し返す、、
「まさか!!力負けをするとはな!!」
「はぁ、、はぁはぁ、、随分と余裕そうですね、、「無敵」、、」
「ん?この程度で息切れするほど、、体力は少なくなくてな。あとさっきのはそこまで力を入れてないしな。」
「は!?あ、、あの力で!?」
「当たり前だろ?お前との押し合いで力を入れないよ。だって、力を入れたら簡単にお前を殺せてしまうだろ?」
「、、そうね、、あなたの今の力なら私は簡単に殺されてしまう、、でも、、クライオスとの競り合いならどう?」
「そうだな、、クライオスとの競り合いなら、、俺は負けるかもな、、なんせあいつの「無敗」の権能「世界の普遍」は厄介すぎるからな、、それに対してお前の「無法」の権能「世界の秩序」は厄介ではあるが対応はできるからな、、」
「、、そう、、なら、私の「無法」がどこまでできるか、、わかりますか?」
「さぁな?そんなことどうでもいいことだから考えたことないな。」
「そうですよね、、今のあなたはきっと誰にも負けない、、だからこそ、、その傲慢が負けに繋がる!!」
アムリスがそういうと「無敵」の手首が切り落される、、
「無敵」は少し遅れ反応する、、
「、、っ!!な、、!?わ、、私の手首が!?」
「どうした?そんなに驚いてよ、、手首ぐらいどうとでもなるだろ?「無敵」さん?」
「、、どうして、、お前が生きている?お前は確実に死んだだろうが、、「無敗」、、クライオス・レジスティ!!」
「あぁ、、うるせぇな、、お前が「無法」の権能の範囲を知らなかったのが悪いだろうが、、」
「は!?「無法」の権能は死者を蘇らせるなんてこと、、できるほど権能は強くなかっただろうが!?」
「そうだな、、今までの「無法」の権能ならそうだろうな、、だが、「無法」は俺の「無敗」も持ってんだぜ?なら、、今までの権能の範囲を大きく逸脱するだろうが、、」
「、、っ!!だが、、今のお前は「称号」を持ってないだろう?ならば、、お前など私の敵ではない。」
「その余裕が、、どこまで持つんだろうな、、」
クライオスが「無敵」に向かって行く、、
しかし、「無敵」はクライオスに向かって攻撃を仕掛ける、、
だが、クライオスは持っていた刀でその攻撃を弾き、切り進めながら「無敵」に向かって行く、、
その姿はまるで死神のようであった、、
「、、っ!!くそったれが!!死人はおとなしく死んどけばいいんだよ!!」
「、、「無敵」、、お前は誰にも負けてないわけじゃない、、お前はただ「虚無」で「世界」を見ていただけ、、戦い方もわからないで死ぬことも知らない、、権能も上手く扱えないお前が、、この「世界」を敵に回して「世界樹」にたどり着いた俺を、、止められるわけがないだろうが。」
クライオスが放ったその言葉は「無敵」の真意を突き、「無敵」の足を切り落とした、、
それを見たアムリスと「月曲」は大いに喜んだが、その違和感に気づいたのは切ったクライオスだけだった、、
「やった!!クライオス!!よく「無敵」の足を切り落としたわよ!!」
「えぇ!!やはりクライオス様は強いです!!」
「、、、おかしい、、俺は胴と狙ったはず、、なのに、どうして足が切れている?」
「「え?」」
二人が驚いたように言葉をこぼした瞬間、、
クライオスがまるで太陽に焼かれたかのように燃え盛る、、
しかし、クライオスはそれを本能で察したのか、燃える直前に海に潜っていた、、
「、、あの攻撃を躱すか、、やはりやるな。「無敗」。」
「なるほどな、、道理でズレたわけだ、、お前、、「太陽の巫女」と「月の使徒」を吸収した際にそいつらの経験と技量も吸収したな。」
クライオスがそう「無敵」に問う、、
そして、「無敵」は切れた手首と足を再生させながら答える、、
「よく気づいたな、、そうだよ。これが我の、、「無敵」の権能「世界の統一」、、「触れたものを球体とし吸収することができる」というのが我の権能だ。」
「、、そうか、、やっぱりお前は嫌いだ、、」
「しかし、、何故、我の攻撃を受けてそのように生きている?「太陽」による攻撃は避けられたが、、「月」による攻撃はそもそもお前に行ってないように見える、、」
「それは、、これのおかげだよ、、」
クライオスが腕を水面から出すと、、そこにあったのは帯であった、、
クライオスは帯により「月」による攻撃を「太陽」による攻撃に当て、少しだけであったがダメージを減らしていた、、
「なるほどな、、」
「ところで、、俺ばっかりに集中していて大丈夫か?」
クライオスがそう言った瞬間、、
アムリスが「無敵」に攻撃を仕掛ける、、
だが、「無敵」はまるで赤子の手をひねるかのように片手でアムリスの攻撃をいなした、、
「、、っ!?今までの動きじゃない!?」
「当たり前だ、、」
「無敵」が呟き、アムリスに対して「太陽の光」を収束させ放つ、、
しかし、アムリスは光輪によりその攻撃を受けたが、、完全には受けることはできずアムリスの腕に傷をつけた、、
だが、アムリスは光輪に溜まったものを「無敵」に放ち吹き飛ばした、、
「、、っ!!ど、、どうよ、、」
「あの一瞬で判断するとは、、流石だな、、」
「、、っ!!傷ぐらいつきなさいよ、、」
「大丈夫か?アムリス。あいつは今、遊びをやめた、、だから、二人であいつを殺すよ、、本当の「無法天敗」で、、」
「わかったわ。見せつけましょう。「無敵」に。」
クライオスとアムリスが二人で「無敵」を見る、、
そして「無敵」も今までの遊びではなく、「太陽の力」と「月の力」、そして「無敵の力」を使い二人を殺そうとする、、
お読みいただきありがとうございます。
誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。
高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。
この作品は不定期です。